内容説明
「地方=ローカル」が本来の当事者としての「主体性=イニシアティブ」をもって二一世紀への新しい政治の枠組を創り出そうというのが「ローカル・イニシアティブ」である。東欧・ソ連の崩壊と経済のグローバル化が国民国家の枠組を揺さぶり、国内にあっても中央の機能への不信が渦巻くいま、可能性はローカルにこそある。成熟化・国際化・分権化の視点から、国内外の様々な試みを検証しつつ、新しい社会科学のパラダイムで政治を考える。
目次
第1章 激変するローカルの生活空間
第2章 ローカルの国際化政策
第3章 原寸大の日本、可能性のローカル
第4章 アジアに向かう国際戦略
第5章 グローバル・システムの変容
第6章 国際戦略と地方分権