中公新書<br> 紙幣が語る戦後世界―通貨デザインの変遷をたどる

中公新書
紙幣が語る戦後世界―通貨デザインの変遷をたどる

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  • サイズ 新書判/ページ数 202p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121011701
  • NDC分類 337.4
  • Cコード C1225

内容説明

冷戦終結により急展開する政治・経済情勢のもと、通貨、特に紙幣は大きく変化してきた。世界中で年間約170種類の通貨、6、700億枚の新札が製造され、各国経済に流れ込んでいる。戦後東欧旧社会主義諸国は、計画経済に伴う恒常的外貨不足に悩み、多様な外貨代用通貨が幅を利かせ、また冷戦構造のもとで局地戦、地域紛争も紙幣に激しい変遷をもたらした。世相を敏感に反映する紙幣の動きを振り返りながら、21世紀を展望する。

目次

第1章 社会主義諸国の「外貨代用通貨」
第2章 ソ連東欧圏の崩壊と新通貨
第3章 戦争・紛争とお金
第4章 二一世紀に向かって

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

4
紙幣という切り口で戦後世界の変遷を辿る。扱いが大きいのは旧共産圏の「外貨代用通貨」。ソ連を初めとする共産主義国家は自国の通貨を外貨とリンクさせずに囲い込み、貿易などの外貨とリンクする別の通貨を作る二重通貨体制だった。この外貨専用の紙幣を何種類も発行する複雑な流通体系にはやはり無理があり、ソ連圏が崩壊した後は中国やキューバのような生き残っている共産主義国も止めている。この他、共産圏崩壊後の東欧や旧ソ連諸国の新紙幣発行の動きや、金門島やフォークランド諸島のような本土から離れた領土の特別紙幣など興味深い話ばかり2019/02/12

文旦飴

1
台湾旅行中に立ち寄った古民家カフェで、本棚に並んでたので手に取った。正直内容はほとんど覚えてない…2024/10/16

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