内容説明
いちはやく産業革命を達成したイギリスを欧米諸国が追跡し、第二次大戦後に日本が先進国化を遂げたのち、日本よりもさらに速いペースで台湾・韓国・香港・シンガポールの追い上げが始まった。いまや東アジア経済圏の蓄えた巨大な力は欧米を脅かすに至ったが、その原動力は一体何か。『ジャパン アズ ナンバーワン』の著者が四小龍の経済的成功の要因を考察し、今後を展望する。
目次
第1章 工業化の新潮流
第2章 台湾
第3章 韓国
第4章 香港とシンガポール
第5章 東アジアに工業的転換をもたらしたものは何か
6 東アジア工業化の域外への影響
感想・レビュー
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takao
2
ふむ2022/09/06
JB@欲しがりません勝つまでは
1
東アジアで成功した、日本型の経済システムを解説した本。地域研究の専門書を読む前の足がかりとして適切2015/02/15
麦茶
0
いわゆるアジアNIES諸国の発展のメカニズムについての本である。朴正煕と蒋経国の違いを説いた説などは有名なのではないかと思うが、それ以外にも儒教と経済発展の必然性を疑問視したり欧米の学者らしい新鮮な観点を与えてくれる本であった2022/10/08
Naota_t
0
2010/05/17 2010/05/08