内容説明
欧州各都市を結んで米国へ、ヒトラーのオーストリア併合直後の生々しい情況を放送して以来、CBS記者エド・マローは、ロンドン空襲の実況などの衝撃的な報道を行ない、戦後、TV時代に入っても、マッカーシーとの直接対決といった全米を揺るがす番組を作り続けた。本書は、彼がやがてTVの大衆化とともに経営陣と対立し、孤立した末に放送界を去り、失意の死を遂げるまでを辿り、放送ジャーナリズムが持つ本質を抉る評伝である。
目次
第1章 ラジオの時代
第2章 テレビ時代の幕開き
第3章 対決
第4章 テレビの大衆化
第5章 束の間の夢
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
penguin
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Goodluck Goodnight DVD特典。 DVD再視聴をきっかけに5年くらい棚にあったのを手に取りました。映画の補完として読み始めましたが、エド・マローというある種理想的なジャーナリストの姿を通して、ニュースとは何か? ジャーナリズムとは何か? ラジオ&TVの役割とは何か? を突き付けられてるようでもあり。ラジオ全盛期からTV草創期に育まれたニュース番組、ジャーナリスト精神などの理想的な有り方・考え方を知ることができる一冊でした。媒体が変わった今でも十分通用する内容な気がします。2017/12/03
ぼくベスト
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三年程前に映画「goodluck goodnight」を見て CBS記者エドマローがカッコよくて、見た記憶が。今でもこのモノクロ映画は好き2013/01/11
sasha
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アメリカのラジオ・テレビの草創期を担った偉大なキャスターも、経営陣には勝てず。反骨のジャーナリストの性か。尚、ところどことにある日本の記述は不要だ。2010/05/17
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