中公新書<br> 蝦夷の末裔―前九年・後三年の役の実像

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中公新書
蝦夷の末裔―前九年・後三年の役の実像

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784121010414
  • NDC分類 210.38
  • Cコード C1221

内容説明

平安時代中期、陸奥の北上川中流域を席巻していた安倍氏と、出羽の山北地方一帯を押さえていた清原氏は、その勢力が最大に拡張したとき、国家権力の介入を招いて滅亡の災禍に見舞われる。前九年の役、後三年の役の両合戦である。古代東北史を語る上で不可欠の大事件にも拘わらず、顛末を伝える史料に乏しく、検証も疎かにされてきた両合戦の実像を、厳密な史料批判のもと再検討し、蝦夷の末裔である安倍・清原氏の興亡を描く。

目次

平安時代の東北史
六郡支配への道程〈安倍氏の場合〉
山北支配への道程〈清原氏の場合〉
前九年の役を考える
後三年の役を考える

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鐵太郎

16
蝦夷(えみし)の歴史について、著者はこう言います。──「亡の歴史」研究として十全でないのであるから、「興の歴史」研究はさらに貧しい。──そしてこうも言う。──この「興の歴史」に、より光をあてることは、とりも直さず、平安時代中期の東北情勢・歴史の理解につながるし、蝦夷の後裔たちの動静もより一層、鮮明になるであろう。── なるほど、そういう意気込みで書かれた本なのか。無味乾燥な歴史事実の羅列なのですけど、読んでいて楽しめました。不思議。2012/11/05

fseigojp

9
前九年と後三年がよくわかった 藤原経清が重要 2022/01/22

inami

6
◉読書 ★3.5陸奥は北上川中流域(岩手県中南部)を席巻した安倍氏、出羽の山北地方(秋田県中央部)一帯を押さえた清原氏、平安時代中期(10〜11世紀)、合戦が連続して起きた、陸奥の「前九年の役」と陸奥・出羽にまたがった「後三年の役」。ともに安倍氏・清原氏が関わり、国家権力の介入を招いた。安倍氏、清原氏はそれぞれ滅亡する。なにゆえ「前九年」なのか・・と思っていたのだが、「前九年」が、古くは「十二年合戦」と呼ばれていた?どうしてもとなれば、阿久利河事件から頼義入京までをとれば、なんとか足掛け九年となる・・ん〜2017/09/10

Kamabonz

6
前九年・後三年の役の解説書なのですが、安倍氏、清原氏の出自について考察しているあたりのニュートラルな姿勢が、この本の信憑性を高めていると思う。ただ、両氏とも蝦夷出身としているところには素直に首肯できないですね。 時代的に荘園が増え、京都で不遇を囲っていた下級貴族がたくさんいたはずなので、地方に下向し土着したと考える方が自然のような気がします。でも、清原氏って姓がが真人(天皇の子孫)って、チョットスゴイ!2016/01/16

印度 洋一郎

4
古代奥州の大事件だった二つの戦争を、敗者である蝦夷の側から考察しようという内容。断片的な資料をすくい上げるように丹念に分析し、その実像に迫ろうとするが情報量が絶対的に少なく、わからないことだらけ。従来流布する定説にも数々の疑問を呈しており、古代奥州史について、改めて再検討する必要を問題提起する書であるとも言える。平安時代後期の”日本”の領域が、実際には東北中部までだったことはもっと知られてもいいのでは?2010/10/13

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