中公新書<br> 和同開珎―古代貨幣事情をさぐる

中公新書
和同開珎―古代貨幣事情をさぐる

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  • サイズ 新書判/ページ数 261p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784121010117
  • NDC分類 337.21
  • Cコード C1221

内容説明

日本最古の貨幣といわれる和同開珎は、その知名度に比して多くの謎に包まれている。鋳造当時の史料に“和同開珎”の刻銘の記事がない上、流通状況や範囲など、これまで歴史の空白となっていた。本書は、史・資料はもとより、内外の考古学の成果も駆使して、成立や呼称・伝播を検証するとともに、誕生間もなく横行する偽金造りの実態、その交換価値など、古代の人々の暮らしの中で、どのように使用されていたかを多岐にわたり描く。

目次

第1章 和同開珎の登場
第2章 銭文と古銭学〈年号と呼称〉
第3章 海を渡った和同開珎
第4章 古代の造幣局
第5章 金融政策と蓄銭叙位令
第6章 私鋳銭の徒〈偽金造り〉
第7章 金は天下の回りもの〈和同銭と税金〉
第8章 物価と暮らし
第9章 発掘された和同銭〈伝播の証跡〉
第10章 埋銭の風習と祈り

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

3
ふむ2024/03/05

おらひらお

2
1991年初版。日本最初の貨幣といわれる和同開珎を通じてみる古代貨幣事情を概観したものですが、結構情報が豊富です。古泉の世界まで目を及ぼしていることも特徴ですね。2012/12/04

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