内容説明
これまで日本では、患者は常に医師の決定に従うものである、ということが無条件に受け容れられてきたが、英米に始まる「インフォームド・コンセント」は、医師と患者のこうした関係を、本質的に変化させようとしている。本書は、医療は患者に充分説明され、同意されてはじめて実施すべきである、というこの考え方が、どのように育まれてきたのかを概観し、わが国の医療の中で効果的に活用させる方法を提言しようとするものである。
目次
第1章 インフォームド・コンセントの歴史
第2章 インフォームド・コンセントをめぐる問題
第3章 アメリカのインフォームド・コンセント
第4章 現場でのインフォームド・コンセント
第5章 ガンの未期の場合
第6章 慢性疾患の生活管理
第7章 インフォームド・コンセントをめぐる五つの反対論
第8章 医師と患者の人間関係
第9章 患者の医学知識
第10章 実践している医療機関
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
54
そもそも、ニュルンベルク裁判をきっかけにインフォームド・コンセントという概念が生まれたとは知らなかった。もう三十年以上前に出版された新書で、患者側の意識もここから大きく変わっていくことをうかがわせる。セカンド・オピニオンについての本も読んでおきたい。2016/04/11
レコバ
2
歴史から国内海外の現状まで。整理されて書かれており読みやすく感じた。慢性的な病や生死に関わる病気については、「本人か家族がそれなりに勉強すべきだ」とは書けなかったのか著者思っていないのか。とりあえず上流側に出来る事についての理想を語るといった方針なのだろう。2014/08/18
kinonis
1
1990年の本で、5年前の情報は古いとされる医療業界では既に時代遅れな本である。だが、変わってない部分(病院の実態など)はまだまだあると考えられる。参考にはなったが、より新しいデータが欲しいところ2011/09/21
Shiho
0
Informed Consent, or IC for short is an idea from Europe & America. It become more popular in Japan today. The most important thing is communication between doctors and us. We have not to leave it to doctors because the body which has pain is yourselves.2025/10/07
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