内容説明
鎖国の時代に、唯一の海外への公認窓口であった長崎―この要衝を管掌するため江戸から派遣されたのが長崎奉行である。旗本の中でも,特に有能な人材が選ばれ、近隣の西国大名にさえ影響をおよぼすほどの権限が与えられた。本書は、それゆえに、弊害と悲喜劇を引き起こしたエリートたちの姿を描く。
目次
1 近世都市・長崎の成立
2 長崎奉行の性格
3 幕府と諸藩の狭間
4 碧い眼と長崎奉行
5 2000人の地役人
6 禁教と鎖国政策
7 行政の展開
8 事件の中の奉行
9 幕末の奉行
資料(長崎奉行一覧表;長崎略年表;参考文献)
感想・レビュー
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