内容説明
佐賀藩に生れ育ち、時代を先取りする感覚と実行力とともに佐賀藩政改革の実績を背景に、国政の基本方針、教育・司法制度など明治国家の法体制構築に献身した江藤は、明治6年政変で下野し、故郷に帰って佐賀の乱にまきこまれる。自ら作りあげた刑法によって処刑された悲劇と同時に、本書では、明治国家を人間解放と人権定立の方向に牽引した中心人物のすぐれた人権意識、法治主義思想に照明をあて、従来の江藤像を一新する。
目次
第1章 佐賀藩士から朝臣へ(青年時代;明治元年の東京、明治2年の佐賀)
第2章 近代国家の設計(維新政権の青写真;憲法と民法;廃藩・教育・立法権)
第3章正義と人権のために(「民ノ司直」;司法権確立の苦闘;運命の急転)



