内容説明
時代は16世紀。無敵艦隊を擁する海洋王国として世界に君臨しかねない勢いであったカトリック国スペインと、海上交易・植民地拡大を窺うプロテスタント国イギリスとは、宗教上の対立から反目と抗争を続けていた。その中にあって、ある時はイギリス艦隊提督として、スペインの船団や中南米植民地を襲撃し、故国に富と勝利をもたらし、あまつさえ、世界周航の夢を果たした伝説的英雄の波瀾に富んだ生涯を描く。
目次
1 大航海時代の開幕
2 冒険商人西へ
3 パナマに現れた海賊
4 海賊船地球を回る
5 無敵艦隊来りて去る
6 提督洋上に死す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サアベドラ
1
海賊やって暴れまわってたらいつの間にか女王海軍提督にされて、アルマダぶっ潰してついでに世界周航。化物というか快男児というか、こういう奴がいるから近世っておもしろい。ベッドの上で死ぬことができた数少ない海賊のうちの一人。2005/02/25
yanapong
0
16世紀の英国私掠ドレイクの生涯。海賊=荒くれ者、というイメージは払拭される。2010/08/23
taskun
0
某小説に影響されて読了。イングランドの英…雄……? スペイン船襲いすぎ。スペイン船襲われすぎ。どう見ても海の上の盗賊です、本当に(ry とはいえ、確かに太鼓のエピソードはかっこよすぎる。2009/10/09