内容説明
技術専門家として赴任したものの、要請国ペルーの政権交代で、正式な交渉は進捗せず、前任者はなぜか非協力、唯一のパートナーは頼りにならない。刻々と時間は過ぎる。著者は混迷の中で試行錯誤を強いられる。そして―研究所は誕生した。現代化の激流に揉まれながら、ローカリズムという小宇宙を喪失して、立ち戻る社会を破壊された人々との交流を通して、第3世界の現実、世界を覆う社会変革の実相、その憂欝の根源を考える。
目次
1 赴任前
2 ロマンティックな現実
3 現実的なロマン
4 大いなる日々とその余韻
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- 和書
- 定年後のかしこい人生設計
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- 和書
- 吐蕃王国成立史研究