内容説明
心から中国を愛するがゆえに雷同を憎み、単なる「日中友好屋」に堕さないことを心掛けて十数年。足かけ6年の北京特派員経験をもち、今また中国で暮す毎日新聞北京支局長が綴る中国と中国人生活百態。「胡同」とは日本でいえば横丁、庶民の活気ある生活が満ちあふれているところ。本書は政治・経済の分析・報告を中心とした数ある中国論とは一味違う、中国人との日常的な触れあいを多彩なレベルで活写した楽しいレポートである。
目次
愛をめぐる苦しみ
産むな増やすな!
俺が土地
価格も近代化
近代化は「知らせること」
午前8時の太陽
自作農の誕生
自転車文化論
政策あれば対策あり
前門東大街
知青商店花ざかり
迪斯科
日中比較お産学
花ざかりのファッションショー
ファッション革命は髪型から
法治と人治と
「保守派」vs.「解放派」
モデル
楊貴妃につづけ〔ほか〕