内容説明
報告書・説明書・提案書など実用的文章の上達法を解説する。
目次
第1章 伝達技術の必要性
第2章 単語の選択
第3章 文に不可欠な要素
第4章 パラグラフのまとめ方
第5章 パラグラフの展開法
第6章 パラグラフのつなぎ方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tolucky1962
10
技術文書の書き方の本。ホワイトカラーの仕事なら誰でも必要なスキル。大学時代にしっかり身に付けておきたい。著者は技術文書指導スペシャリスト。豊富な具体例ととともに、単語→文→段落それぞれ整理して、わかりやすく説明している。ふむふむと読むだけでなく、日々用いる実用書として内容を整理して、身に付けたい。2017/07/18
RingWondeRing
3
文章とは「他人への伝達手段」であるとして、特に実用文の書き方の技術、ルールについて述べた本。この本自体がそうした技術、ルールに従い書かれているのでとても読みやすい。読んで即効果が出るわけではないけど、印象に残った一部からでも導入することで確実に文章は変わっていく。序文に、日本ではこういう作文術が指導されていない問題を指摘する箇所があるが、自分も本当にその通りに思う。作文術などの知的活動に関する基礎技術を学校教育の中に取り込んでほしいと思う。2018/03/28
takao
2
ふむ2024/06/20
ツカモトカネユキ
2
1986年初版。2013年15版。技術的文書や取扱説明書など、読み手に内容を伝える最適な技術を教えてくれます。分かりやすく解説しているのでなく、例で記載される文章も専門的なものがあり、とっつきにくさはあります。感性が大いに必要となる小説を書くのは難しくても、実用文章なら勉強すれば書けそうな気にさせてくれます。しかし、都度読み返しが必要です。現在では口語主体のコミュニケーションが多くなりましたが、きちんと伝えるという点では、今こそ文語で伝える技術を磨く必要があると思いました。2023/05/12
subuta
2
日本の学校は論理的な文の書き方をきちんと教えるべきという、文章読本でしばしば述べられる意見が、30年以上前に出版されたこの本にもあった。いくら識者が必要性を説いてもなかなか実現できない、根の深い問題らしい。2017/03/02
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