感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文旦飴
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リー・クアンユー追悼3冊目。この本が一番時代が古いが、一番視線が低い。筆者の目を通した生活感のあふれる描写で当時のシンガポールの空気が伝わってきた。21世紀以降のシンガポールについて同じように書かれた本が読みたい。2015/05/27
dhaka
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古本屋で購入。1984年初版だが、今に至る発展の礎を見ることができる。シンガポールは華人国家と言われるが、あとがきのリークアンユーの言葉にある通り、シンガポールは中国本土とは全く別物なのだろう。海運の要所に恵まれた事もあるだろうが、資源も何もないところから、現在の繁栄を築いた手法は何か日本の参考になるところもあるのではないか。2014/12/28
Saeko Ozawa Ujiie
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私のシンガポールのイメージは、長年、東南アジアの経済的に成功した中国人による都市国家だった。しかし、シンガポールを訪れると、中国人による都市国家というより、極めて西洋化した非常に合理的に運営された多民族国家という印象が強くなった。街には中国語の看板やサインも少なく、ロンドンや米国の街にいるような錯覚さえ覚える。 この本は1984年に出版され、1970年代はじめから9年間シンガポール大学(1980年に国立シンガポール大学に改称)で教鞭を取ったアジア史家の故・田中恭子さんの体験記。現在の発展の礎となった192014/09/22
霜月什緑
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『ナショナリズムは元来合理的とはいえない感情だ』ーーこの本を読んでからシンガポールに行けばよかった。そうすれば、肌身でもう少し理解出来たのに。2014/07/12
denken
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古いけど面白いし応用が利きそう。2009/12/22