感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろべると
9
昭和59年の刊行時以来の再読。世紀末というと、クリムトやビアズレーに象徴される、爛熟した退廃的な印象があるが、本書で取り上げるのはパリのスペクタクル。エッフェル塔や万博が有名だが、目抜き通りであるプールヴァールに連なる芝居小屋、そこではルメートルなどのスターが喝采を浴びる。まさに「天井桟敷の人々」の世界。フォリ=ベルジュールなどのレビュー小屋に、ワーグナーに沸くオペラ座まで、パリ全体がスペクタクルの都と言えるだろう。常に新しさを求める風土。それが、セーヌ川で開会式をするというパリ五輪につながっている。2022/10/19
takao
2
舞台・シネマ2024/02/01
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