感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シルク
10
正月に上巻を読んだ本の、下巻。遊牧という生活に、何とはなしに憧れがある。夢みたいのを見ている。「実際やってみると、そんなのんきなこと言ってられやしませんよ」ということを、この本の著者は書いているーー「遊牧生活は、遠目でみるほどのんびりしたものではない。むしろ、息ぬきのできないほどいそがしくてつらいこともおおい。…(略)…夜間放牧のつらさや移動中の気苦労など、かぞえあげてゆけばきりがないほどだ。」(pp.182-3) 分かってる、分かってるよ。この本通して読んでて、憧れつつも「自分は何日で音をあげるか」と→2023/02/08
takao
2
ふむ2024/01/12
俊太郎
2
夏季、冬季と遊牧の過程が詳細に綴られている。文化人類学・社会学的な記述に終始せず、紀行文のようにも楽しめる良書。 この本が書かれてから既に四半世紀、アナトリアの地にユルックはまだ存続しているのだろうか?2017/07/23
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- 和書
- 空色のビー玉 - 短編集