感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
27
石棺に彫刻された姿を、宇宙飛行士と勘違いされた、あの「パカル王」も登場。数字以外はほとんど未解読だったマヤ文明の文字が、ようやくその意味を語ろうとしている。旧大陸と隔絶された中米の地に、独特のシステムを発展させたマヤ文字は、この新書が出た30年前には、単に暦を表すだけではなく、歴史や事件の記録であるという、ごくふつうの文字の機能を持つことがわかってきた。正直いって、図版の細部をじっくり見る根気もないが、アルファベット圏でも漢字圏でも、おそらく文字に対するこんな発想があるとは、想像もしなかっただろう。2015/08/26
綿
1
新書と思って気軽に手に取った人間には難易度が高かった。これ一冊で私がマヤ文字を読めるようになるわけがないので、読み終えてもこの程度にとどまるのは書いた人も想定の範囲内では…?という理解度ではあるけれど、文字をパーツに分解した際にどの部位から読むか、女性の文字はやはり有徴、マヤ世界の中心のティカルの血筋の王には「空」の名称がつく(「嵐の空」王、という名前に私の中の中学生二年生がわいた)(ひげリス王ちょっとかわいい)等々、ピンポイントで興味深く記憶に残った点は多々あり。2023/07/19
ゆめたがえ
1
おもしろかったんですが、図版を探しながら読むのは通勤には向いていない。反省。2013/07/02
-
- 電子書籍
- Fate/stay night コミッ…