感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
55
【再読】奥付1991年15版。中学の頃に通っていた塾の講師が「関ケ原合戦を時系列で書いた面白い本」と言っていたことを、社会人になっても覚えていた。それが購入動機。午前2時の家康出陣から1時間刻みで合戦の様子を、史実に拠りながら推論する。日本史学者というより時代小説作家のような筆致が面白い。2021/01/28
ジュンジュン
4
関ヶ原の戦いの一日をドキュメンタリー風に、臨場感をもって再現(あとがき)。小説みたいで読みやすい。ただ、かなり古い(昭和57年)ので、現在の研究水準からみると修正点も多そうだ。2020/04/07
まさき
2
福島正則の「軍議で第一声」や島津の中央突破など、今では異説も強い話はその異説に全く触れてないので、鵜呑みにはしない方がいいかも。 それでも客観的にサラッとさらえられます。2017/10/27
cybertiger
1
前に読んだのがいつか覚えてないが、多分再読である。“14日午後7時西軍が大垣城を出る“ところから始まり、”午後9時決断に悩む高次”と時系列に沿って話を進めている。ドキュメンタリータッチである。緊張感の伝わる記述で面白い。難は1982年の刊行と年代がかなり旧いことである。二木謙一氏には、本書と同様のスタイル(ドキュメンタリータッチ)で書かれた『大阪の陣』(1983年)という快著があるが、これは現在では入手困難になっている。豊臣政権の終末というテーマに若手の歴史学者が挑戦することを期待したい。2023/08/06
しゃるorまい
1
初めて自分の小遣いで買った歴史関連の本。中学生の頃だったかな? 各章のメインを張る武将が言ったり思ったりしたかも知れないセリフを武将の旗印と共に見出しにした構成がはまりました。歴史にのめり込む前なので関ヶ原メジャー武将でも当時は知らない人ばかり。面白かったなぁ。この本から歴史大好きになっていく契機の本。
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