中公新書<br> 山びとの記 - 木の国果無山脈 (増補版)

中公新書
山びとの記 - 木の国果無山脈 (増補版)

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  • サイズ A6判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121005786
  • NDC分類 650.4
  • Cコード C1295

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

にゃん吉

4
著者は、昭和12年生まれで、祖父が木挽、父母が炭焼を生業とする家庭に育ち、紀伊半島の山を渡り歩き、炭焼きの仕事、植林や伐採の仕事に従事してきた人。自然とともにある 山の生活や、山の仕事の様子が随筆風に綴られていますが、本邦の産業構造の変容とともに変わりゆく林業や従事する人々の生活なども垣間見えて、興味深くありました。  2021/09/30

帽子を編みます

1
木こり、炭焼き、山に関わる人々の話です。今は、なくなってしまった仕事を思い出して書いてみた味のある文章です。ほかの話も読んでみたくなりました。2019/11/03

くまきん

0
 熊野山中の炭焼き職人の家に生まれ、父と共に炭を焼きながら育った著者は、やがて自分の窯と山小屋を築き炭を焼く。そして木炭の時代が終わろうとした時に、造林業へ転身するが、一貫して山と森の中で生活してきた著者が、自らの手で書いた木の国、果無山脈での実体験の生活記、時代の移り変わりと共に、変わって行った山の暮らしの描写は、著者が若い頃から文学に触れていたせいもあって、生々しくも美しい。2023/08/26

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