中公新書<br> 漢字百話

個数:

中公新書
漢字百話

  • ウェブストアに6冊在庫がございます。(2024年04月25日 07時57分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 258p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121005007
  • NDC分類 821.2

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

傘緑

23
「呪的儀礼を文字として形象化したものが漢字である。漢字の背景には、そのような呪的な世界があった」『万葉集』と『詩経』の比較研究という時代と国を跨いだ壮大な研鑽の果てに、漢字へと辿り着いた白川静。私にとって学者というより、今なお生き続けている古代の呪術の探求者、呪者として認知されている。「わたしは数々の系譜上の層を遡ってゆく…幾多の叙事詩、民族の侵寇を横断…あらゆる創造が可能である『神話』に到達せんがために(泥棒日記)」漢字文化圏に生きる者にとって日常言語の足下には、太古の世界の呪符が脈々と受け継がれている2016/10/28

りー

14
殷周の甲骨文・金文の時代~日本における漢字の国語化までを解説する本。甲骨文・金文では一文字一意で、「文字はことばの呪能をそこに定着するものであり、書かれた文字は呪能をもつものとされた。」本の2/3は、読みながら、古代中国の呪術解説書を読んでいるようでした。それくらい、血の祭祀と漢字は分かちがたい。特に「犬は祓禳の儀礼に多く用いられ、祓いの旁はその形である。伏・祓・類・器などはみな犬の犠牲を含む字」という解説に背筋が凍りました。強烈な力を持つ文字を日常で使う意味を、私たちは自覚すべきなのかもしれない。 2020/01/12

sabosashi

14
名著中の名著という誉れ高し。  でも、ラディカル、つまり漢字というものを本来、生んだ社会の呪術性なるものまで遡って考察しているために、現代人のわれわれにとっては初めは違和感を感じてしまいそう。  しかし昔の世界はおどろおどろしい、禍々しいものが人の暮らしにおおきな影響をあたてていたのだ。  読みながらそんな世界を追体験していかなくてはならない。  今さら言うまでもなく、ヨーロッパの学問は卓越している。  2019/11/29

かりんとー

6
(図書館)時間かかった…。後半の、漢字の歴史などが興味深い。2021/01/11

wiki

6
全く触れたことのない分野に突入しようと思い読む。存外面白い。著者の問題意識はG・オーウェルの『1984年』にあるニュースピークにリンクする。漢字に魅了され、大家となられた白川先生からすれば、勢い簡体字に対して批判的になる事も納得出来る。簡体繁体問題は漢字版ニュースピークといったところか。書くときに大変だから画数を減らしたものが簡体字と聞いたが、PCで入力する事が専らとなった現代においては繁体字を再興すべきではと思う。ともあれ台湾で繁体字を学んだ1年間はその後の自分にとって非常に有用だったとつくづく思う。2017/02/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/539542
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。