感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
15
教科書的な無味乾燥な栄養学ではない、具体的な生活する人間の生き方に合わせた栄養学の解説ということで新聞連載されていたもの。身近な話に合わせて内蔵や栄養素の機能が紹介されていて、40年前の本のはずだが基礎的な部分が多いからか今読んでもそこまで違和感を感じさせないし、コラムにしては堂々たる書きぶりでいかにも古き良き学者先生の書き物という感じ。流石に言うほど具体的で身近か?と言われるとそこは流石に時代が出るが(子供が雪道に迷い犬に暖まり凍死を回避した記事が冬にはよくあるが……ってねーよ)、話のつなぎが巧みである2017/04/20