中公新書<br> 能の表現 - その逆説の美学

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中公新書
能の表現 - その逆説の美学

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  • サイズ 新書判/ページ数 198p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121002600
  • NDC分類 773
  • Cコード C1274

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムキム

1
簡素な舞台に置かれる柱での区切りは黒沢清的な趣き。生活の中の幽霊、死生観。能に関してそれまで無学だったけれど、「逆説的に」解いていけば、滅びゆく美しさは現代が手放したくないものであった。2017/06/23

はちめ

0
本書が書かれたのは50年前、現代の能や狂言はどうなったんだろう。2016/12/17

ぽむすてら

0
日本演劇の歴史のレポート執筆のため。2章までしか読めませんでしたが。2008/07/21

うさを

0
能という芸能の1970年代初頭時点での総合的な評論文。時代を感じることができて、面白くなかったわけではない。局所的にはかなり興味深く読んだ。ただ、正直なところ、要約したりできるほど頭に入ってこなかった。僕に前提知識が足りてないといのもあるけど、論の運びが何かふわっとしていて、それを辿れないまま終わった感じ。もう少し勉強してから来いということか。2023/06/29

uburoi

0
能だけでなく演劇全般に造詣の深い著者による入門書。「逆説の構造」と題された第1章が能そのものがどんな演劇形態なのかを日常的な視点でみながら筆者の感想をのべたもの。言わずもがなが多く感じた。第2章では能の数多い演目をジャンル分けしながら解説している。本書ではここが重要なところ。第3章には現代の演劇人(海外を含む)の能の捉え方が語られる。三島やジャン=ルイ・バロー等が能に魅かれて自分の創作にどう生かしたかについて。これは昭和の本なので令和を迎えようとする今ではもっと違って面も出現していることだろう。2019/04/29

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