感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かふ
18
中国の古代の漢詩と『万葉集』の民謡は同じような成り立ちだとか。詩経を読むと共に万葉集の歌もあり、なるほどと思った。それは国家の成立と共にその影響で改変させられるということで本来は民衆の恋の歌なのに、儒教的な読みの解釈をされてきたと言う。そうしたものを素朴な民衆の歌にから解釈するのだが、漢詩の解釈とか字が小さく、また現代語訳されてないので読みにくい。別の本を参照しながら、納得する感じ。歌垣とか(男と女に分かれ恋の歌のやりとりをする合コンのようなものか)、恋の駆け引きとか、面白い。2026/03/20
吟遊
10
詩経を万葉との比較で読むことに豊穣さを見出す。詩経を「恋愛詩」の多い「民謡」として捉えるため。それにしても「詩経学者」ではない、専門分化の細かくない博学の徒がこれを書き上げてしまう1970年。すごい時代と人だと思う。2016/09/27
ゆうきなかもと
9
本書を読んで印象に残ったこと。完全に私自身の言葉で言うと「文学とは知識人が専らリードして発展するものである。しかし、革新は常に民衆の側から生まれ、それを知識人が洗練させて発展させる。」「日本の詩は古代から個人的な心情中心に表現する。一方、中国の詩の伝統は、社会性が大きなテーマとされる。それは民族の特質にも現れているようだ」「詩経の理解で難しいのは『興』という表現を理解することである。『興』は万葉集で言えば『枕詞』のようなもの」2020/01/27
寝落ち6段
8
人はどうして歌を作ったのだろう。どこにでもある古代の詩歌。そこには自然への畏敬、神への奉納、日々の生活の感謝や祈りがあるのだろう。万葉集との比較も取り入れ、詩経の日本への影響や人心の共通点も浮かび上がらせた。現代では失われた感覚かもしれない。2019/09/23
nakmas
7
冒頭の「柴」の話でほとんど満足してしまった。 詩経の「揚がれる水」、旧約聖書の「燃える柴」、(読んでいて思いついたことだが)桃太郎の柴刈り。柴は神への捧げものとして捉えると全てがつながる気がする。2018/05/05
-
- 電子書籍
- めぞん一刻〔新装版〕(3) ビッグコミ…




