出版社内容情報
忠誠か、裏切りか。
大河ドラマ「豊臣兄弟!」後半のキーパーソン、石川数正。
徳川家康の片腕から、豊臣秀吉の知恵袋へ――。
天下の行方は、数正が握る。
この男の行動こそ、戦国最大のミステリー。
【目次】
一 信長死して
二 徳川の価値
三 外道と外道
四 真偽変転
五 八分目の二人
六 「次」への道
七 要石
八 怪物・黒田官兵衛
九 病と薬
十 道
【目次】
内容説明
忠誠か、裏切りか。大河ドラマ後半のキーパーソン石川数正。天下の行方は、この男が握る。彼の行動こそ、戦国最大のミステリー。
著者等紹介
吉川永青[ヨシカワナガハル]
1968年東京都生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。2010年「我が糸は誰を操る」で小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。同作を『戯史三國志 我が糸は誰を操る』と改題し、翌年に刊行。12年の『戯史三國志 我が槍は覇道の翼』、15年の『誉れの赤』が吉川英治文学新人賞候補に。16年『闘鬼 斎藤一』で野村胡堂文学賞、22年『高く翔べ 快商・紀伊國屋文左衛門』で日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
164
大学の後輩作家、吉川 永青、4作目です。 多少縁のある石川 数正、「石川 数正の出奔」に関しては、以前から不思議に思っていましたが、本書の著者の説に納得しました。 歴史小説ながら、ミステリアスな展開、今年読んだ歴史小説の中で現状一番面白かったので、今年のBEST20候補です。 https://www.chuko.co.jp/tanko/2026/07/006038.html2026/08/17
kawa
35
図書館の新刊コーナーでふと目に留まり借り出し。開いてみると、主人公はわが松本城ゆかりの石川数正。こういう引きの強さを自画自賛。数正の徳川出奔の事情、黒田官兵衛との駆け引き、そして松本への転封の理由など、読みどころは多い。石川数正は徳川家から豊臣方へ移ったのち、松本城主となったことが知られている。ただ、読み進めると、物語としては面白くても、エンタメ寄りの創作描写がやや多く、どこまでが史実に即しているのかという疑問のほうが先に立ってしまった。テーマは好みだっただけに、私には少し合わず、そこが惜しい一冊だった。2026/09/04
aloha0307
17
徳川を出奔し、豊臣の知恵袋となった石川数正(数年前の大河ドラマ📺で松重豊さんが実に味わい深く演じていました) 「徳川を裏切った外道」とまで評する向きも確かにあるが、歴史の大事件にここまで関わった、と描く🖋「歴史上の事実」と「吉川永青さんの想像」を突き合わせながら読む📖...これぞ歴史小説を読む醍醐味です🌟2026/09/23
やまさん
14
「本能寺の変」における織田信長の死後、豊臣秀吉との「天下取り」を繰り広げた徳川家康。家康側から出奔し秀吉側に下った石川数正。ドラマ等では「外道」と描かれる事あるも本書では家康が秀吉側に送り込んだ間者。秀吉側の知恵袋として黒田官兵衛と石川数正との駆け引きは楽しめました。豊臣崩壊の引鉄となった唐土への出兵を影で導いた数正。最期が近づいた時に見舞いに寄った家康とのお互いの心に通った想いはどのようなものだったのでしょうか?2026/09/26
ゐぁくゎ
8
神君伊賀越え以降の石川数正。出奔し豊臣に寝返った事情と、その後の秀吉に対する助言の背景にある深謀が凄まじい。「実際こうであったのではないか」と思わせる説得力のある展開。豊臣家にとっては事態は不運な方向に進み、家康にとっては好都合に進んだように見える史実も、この人物が裏で画策していたのだと仮定すれば、このような尤もらしい解釈も可能。実現しなかったものの、黒田官兵衛が天下人になり得たシナリオも、ひょっとしたら紙一重の時運で飛ばされたのかもしれないと思える。面白かった。2026/08/26




