出版社内容情報
なぜ人間は、他者をまね、小説を書き、遊びをするのか?
実存的自我を能楽で掴んだ世阿弥の美学とベルクソン、サルトル、メルロ・ポンティの思想を交錯させ、私たちの日常に潜む「演技」と「変身の欲望」を問う。
解説は映画監督・濱口竜介氏。山崎の美学と最先端の表現者が切り結ぶ。
【目次】
内容説明
われわれが自我であるとは、すなわち自我を演じることである。自我が芝居の役であるとすれば、その成立にはまず舞台が、そして他人との関係がなければならない―行動に先立つ自由意志の観念を批判し、能楽の大成者・世阿彌が見いだした「序破急」や「離見の見」の概念を鍵として、演技が人生のなかに果たす役割を探求した画期的大著。根源的な不自由さを背負いながら、人間がどこまで自由でありうるかを追求した世阿彌の美学を論じた「変身の美学」を増補。
目次
演技する精神(演技とその常識;演技と行動;演技と意識;演技と実存;演技と表現)
変身の美学―世阿彌の藝術論(世阿彌との邂逅;藝術家の運命―宗教と政治のあいだで;演技する人間の自由 1―演技者と観客;演技する人間の自由 2―演技者と実存)
著者等紹介
山崎正和[ヤマザキマサカズ]
1934年、京都府に生まれる。京都大学大学院美学美術史学専攻博士課程修了。関西大学教授、大阪大学教授、東亜大学学長などを歴任。劇作家・評論家。2006年、文化功労者に顕彰される。2018年、文化勲章受章。2020年8月19日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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