出版社内容情報
「ちゃんと、さよならをしよう」
別れをちゃんとすることの大切さ―。
大切な人の分を生きることはできなくても、大切な人のために生きることはできる。
『天国映画館』の著者が贈る、不思議なあの世のを走る天国行きのバスに乗った人、乗り合わせた人の最後の別れを描く、書き下ろし連作作品集。
【目次】
内容説明
荒野のただ中にある古びたバス待合所。なぜ自分がここにいるのかわからない緑川佳奈は、やって来たバスに乗った。車掌が「天国行き」と告げ、自分は死んだことに気づく彼女だが、次のバス停から思わぬ人物が乗ってきた。そして、その次も―。天国への旅路に存在するという、現世と繋がる不思議なバス。そこで待ち受ける思いがけない再会、招かれざる客の出現、そして、大切な人との別れ―。
著者等紹介
清水晴木[シミズハルキ]
千葉県出身。2011年、函館イルミナシオン映画祭第15回シナリオ大賞で最終候補作に残る。15年、『海の見える花屋フルールの事件記―秋山瑠璃は恋をしない』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
22
死後天国へ行く人が乗る天国行きのバスを舞台に、そこでの出会いと別れが描かれていく連作短編集。沖で溺れていた少女を助けようとして、見え覚えのないバスの停留所に立っていたシングルマザー。そこで止まったバスの車掌から天国行きのバスであることを告げられた彼女が、バスで元夫と再会するところから始まり、双子の弟を失った男性、妻を亡くした夫、親友を失った少女など、死者のことを思い出した人間と、互いの人生を振り返りながら死を受け入れてさよならするためのかけがえのないひとときが描かれ、そこから繋がる結末もまた印象でしたね。2026/03/20
RRR
15
「天国映画館」の著者が贈る、もう一つの天国関係の連作集。先に言っておきます。「天国映画館」は予め読んでいると、かなり楽しめます。天国行きのバスに乗っていると、思い入れのある知人関係がその人物に会って、お別れをすることができる。 何と言うか、本当の別離を体験するためには、こういった展開が必要だと思う。そうすることで、当初はつらかった現実も、やがては本当にさよならして、悼むことができるーー。この著者さんは、想像力が豊富なんだなぁ、と思うとともに、引き出しが多い作家さんだな、と思いました。2026/02/22
t miya
8
死んでしまった人たちが乗る「天国行きのバス」。天国に辿り着くまでには死者を思い浮かべた人たちの思いがその人の形となってバスに乗ってくる。初読み作家さん。読みやすいけど、シナリオのように淡々としており、「泣ける」という感じではなかったな。でも、回収されていないよな?と思った人たちの話が最後にエピローグで出てきて、謎の運転手と車掌の正体がわかった部分はほっこりした。親子、兄弟、夫婦、親友とそれぞれの連作短編。最後の親友編が良かった。2026/04/01
ジジ
3
ある条件を満たして亡くなると、死後、天国行きのバスに乗って天国に行くことができる。 途中で停車するバス停でバスを待っている乗客は亡くなった人に会いたいと思ってくれている人。 天国への道中に出会う人たちと最後の会話をしながら、天国へ向かう人々を描いた、親子、兄弟、夫婦、友達との別れと希望を描いた物語。2026/04/07
みやび
2
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