きょうの枕草子

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きょうの枕草子

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  • サイズ 46判/ページ数 176p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784120059957
  • NDC分類 914.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

随筆って、心が実在することを残す文学だと思うんです――。

秋田魁新報「ハラカラ」連載企画が遂に単行本化!
詩人・最果タヒが、選り抜き訳し下ろした、あたらしい『枕草子』。
矢野恵司氏のイラスト22点を掲載!
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 春はあけぼの。
 だんだん白くなっていく、空の山に触れているところが、すこし明るくなるころ、紫に染まった雲がほそく、左右に流れているから。

 夏は夜。
 月があれば当然だけれど、いない闇夜も蛍がたくさん飛んでいたり、たくさんでなくてもひとつ、ふたつ、って感じで、ほのかに光って飛んでいるから好き。
 雨とか降るのも、結構好きだよ。

 秋は夕暮れ。
 夕日がぐっと、山のぎりぎりのところまで来て、からすが寝床へと帰っていくところ。みっつよっつ、ふたつ、みっつ、みたいにして急いで飛んでいくのがいいなぁ。さらに言うと雁が列を作って飛んでいるのが小さく見えるのとか、すごく好き。
 日が完全に沈んで、そうして風の音がする、虫の声がする、もう、これはどうにも言葉にできないなぁ。

 冬は早朝。
 雪が積もっている日の朝は、もちろん、言わなくてもわかるよね、霜がとても白いのとかもいいね。でもそういうのがなくても、ものすごく寒い日に火を急いで起こして、炭火をあちこちに持って運ぶのもすごく冬の朝って感じする。ただ昼になって、ぬるくなってゆるんでいくと、火鉢の火も気づいたら白い灰まみれで、それはほんとやだな。

(本文 一の段より)


【目次】

内容説明

『枕草子』現代語訳に加え、清少納言の心に触れる書き下ろしエッセイ三編を収録。

目次


清少納言さん、こんにちは。




一〇
二八
二九
三〇・三七
四〇
四一
四二・四三
四四・六三
六六
六七
七〇
七一
七二
七三〔ほか〕

著者等紹介

最果タヒ[サイハテタヒ]
1986年生まれ。詩人。2004年よりインターネット上で詩作をはじめ、翌年「現代詩手帖」の新人作品欄に投稿をはじめる。06年に現代詩手帖賞、07年に第一詩集『グッドモーニング』で中原中也賞、15年に詩集『死んでしまう系のぼくらに』で現代詩花椿賞、24年に『恋と誤解された夕焼け』で萩原朔太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mitubatigril

13
枕の草子のいわゆる現代語訳になるんだけど、挿絵だったり 間に作者の感想だったりが入っていて読みやすい作品がいっそう親しみやすい作品で 清少納言や枕の草子は知らないけど最果タヒチは好きです のような人や 反対に私みたいに枕の草子に興味はあれど最果さんに惹かれるかと言えば別になぁって人も楽しめる作品だなぁと感じる😆2026/04/06

rors(セナ)

6
やっぱり私はありきたりなんだろうが枕草子の第一段が大好き。最果タヒさん現代語訳の枕草子はとても丁寧に言葉を選んでいて他の現代語訳より優しく感じた。 『さみしさに強い人』という著者が清少納言を思い書いた章がとても印象的だった。……(清少納言は)「人は傷ついて生きるものだ」と受け入れて生きている、その平熱を感じる。そうなるまでの、彼女の人生を感じる……ほんとにそうだ。胸がキュッとする。2026/04/07

rising934

3
最果タヒさんの翻訳した枕草子。定番の「春はあけぼの」から始まり、その他の好きなもの、嫌いなものの段(章)や、宮中で起きた出来事の語りが描かれる。途中で最果タヒさんのエッセイや、版画調のイラストが差し込まれており好きなところから読み進めることができる。「月は、有明の月」や「星は、すばる」など清少納言の感受性には感嘆するが、あとがきにある、最果タヒさんが悲しい出来事を聞いても他人に話さなくなった理由と、清少納言の性格の親和性のお話ともリンクしておもしろかった。2026/03/07

さばかん

2
最果さんの美しい筆致により、風景がパステルカラーの柔らかい光につつまれて浮かぶようだった。職業柄、枕草子は全段読んだことがあったけれど、清少納言のことを「プライドの高い女性だな」と思っていたことが恥ずかしい。最果さんのまなざしを通してしか見つけられない、強くて繊細な清少納言がこの作品には浮かび上がっている。 わたしも彼女も、過ごしていた時代が異なるだけで、ちいさなものごとに心動かされることは変わらない。一五一がいちばんすきだな。令和をいきる今のじぶんと、平安時代の清少納言がほんのり重なったみたいで嬉しい。2026/04/05

かもめ

2
詩人のタヒさんが訳すならではの言葉選びとか、軽快な感じが読んでいて心地よい。千年前の清少納言が何だか近くにいるような。装画もすてきで想像が広がる。これほど色鮮やか、言葉豊かに目の前の事物を捉えられているかと自分を振り返ったりもした。定子とのエピソードも清少納言のまるで推しに対する心酔のように見えてきて何だか微笑ましかった。個人的には斉信とのやりとりがお気に入り。途中挟まるタヒさんのエッセイにもなるほど枕草子から清少納言をそう読み取れるのか……と新たな視点を与えてもらった。2026/03/22

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