出版社内容情報
目が見えない妻・高田千明と耳が聴こえない夫・高田裕士。ともにプロの陸上選手の夫婦は、息子に金メダルを掛けるため、パラリンピック、デフリンピックで闘い続ける。感動のノンフィクション。
高田千明(たかだ・ちあき)
1984年生まれ、東京都大田区出身。先天性の黄斑部変性症により、20歳を前に全盲になる。パラ陸上競技選手(T11クラス)。走り幅跳びの日本記録を持つ。リオ2016パラリンピック、東京2020パラリンピックに出場。アジアパラ競技大会や世界パラ陸上競技選手権大会等の国際大会で、銀メダル4個、銅メダル1個を獲得。ほけんの窓口グループ株式会社所属。聖徳大学客員教授を務める。港区観光大使。
高田裕士(たかだ・ゆうじ)
1984年生まれ、東京都荒川区出身。先天性の最重度感音性難聴で、ろう者として生まれる。デフ陸上競技選手。400メートルハードルの日本記録を持つ。デフリンピック4大会連続出場。2025年11月に開催される東京デフリンピックは、110メートルハードルでの出場が決まっている。アジア太平洋デフ陸上競技選手権大会や世界デフ陸上競技選手権大会等の国際大会で、金メダル3個、銀メダル2個、銅メダル1個を獲得。トレンドマイクロ株式会社所属。明晴学園陸上部コーチ、都立中央ろう学校と都立葛飾ろう学校で都立学校部活動指導員を務める。港区観光大使。荒川区スポーツ推進会議委員。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
貧家ピー
2
目が見えない妻・高田千明選手と耳が聴こえない夫・高田裕士選手は、それぞれパラリンピック、デフリンピック選手。 ふたりの半生・学校生活から、視覚障がい者・聴覚障がい者の現実、2人の結婚・子育てが描かれる。盛りだくさんなので編集で流れを整えた方が分かりやすかったと感じる。 聴覚障がい者にとって最も大切な事は言語の獲得。手話の種類は関係なく、あらゆる方法を使って「モノには名前がある」ことを理解して「読む」「書く」能力を身に付けて、充実した社会生活を送ってほしいという聴覚障がい児療育の先生の言葉が心に残った。2025/12/03
-
- 電子書籍
- BonChic Special 憧れの…




