出版社内容情報
有名な書き出しは数々あれど、さてラストは?
古今東西の名作300冊を斬新な視点で読み解く、楽しくてタメになる丸わかり文学案内。
漱石の『吾輩は猫である』や、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』の驚愕のラストとは?
時代を越えて愛されながら、意外と知られていない名作のエンディング。世界の文学300冊をお尻の一文から解説しつつ、文豪たちのセンスや生き方を鋭く批評する。
斎藤美奈子流・切れ味抜群のブックガイド!
さて、以下はなんの作品のラスト一行でしょう?
「……ったく、……この、未熟者めが!」
「自由というのは、もはや、不自由の反対語ではないのです。」
「下痢はとうとう止まらず、汽車に乗ってからも続いていた」
『名作うしろ読み』&『吾輩はライ麦畑の青い鳥-名作うしろ読み』を合本し、新たな書き下ろし24本を加えた完全版。
内容説明
この1行が人生の教養になる。死ぬまでに読みたい本が多すぎるから1作1ページで解説。文豪の知性をエンディングに学ぶ!読売新聞人気連載「名作うしろ読み」書き下ろし26篇を増補した決定版!
目次
日本の小説篇(『浮雲』二葉亭四迷;『五重塔』幸田露伴;『たけくらべ』樋口一葉 ほか)
海外の小説篇(『ハムレット』シェイクスピア;『ドン・キホーテ』セルバンテス;『クレーヴの奥方』ラファィエット夫人 ほか)
ノンフィクション篇(『おくのほそ道』松尾芭蕉;『北越雪譜』鈴木牧之;『共産党宣言』マルクス+エンゲルス ほか)
著者等紹介
斎藤美奈子[サイトウミナコ]
1956年新潟県生まれ。児童書等の編集者を経て、94年に文芸評論『妊娠小説』でデビュー。以後、各紙誌で文芸評論や書評を執筆。2002年『文章読本さん江』で、第1回小林秀雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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trazom
明るい表通りで🎶
くさてる
ふう
skr-shower