戦後政治と温泉―箱根、伊豆に出現した濃密な政治空間

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戦後政治と温泉―箱根、伊豆に出現した濃密な政治空間

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  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120057311
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

吉田茂、鳩山一郎、石橋湛山、岸信介、池田勇人。戦後のある一時期、首相たちは敗戦の影が色濃く残る東京を避け、熱海、伊豆、箱根の温泉地で政治を行っていた! サンフランシスコ講和会議や抜き打ち解散など、大勝負を控えた吉田は決まって箱根に籠った。吉田の影響か、鳩山、石橋、大野伴睦、河野一郎ら反吉田勢力も伊豆や箱根に滞在するようになり、重要な決定を下していた。敗戦直後の1940年代後半から1960年代前半にかけて、東海道筋に点在する温泉地に、濃密な政治空間が出現していたという知られざる史実を解き明かす。

内容説明

吉田茂、鳩山一郎、石橋湛山、岸信介、池田勇人。戦後のある一時期、首相たちは敗戦の影が色濃く残る東京を避け、熱海、伊豆、箱根の温泉地で政治を行っていた!サンフランシスコ講和会議や抜き打ち解散など、大勝負を控えた吉田は決まって箱根に籠った。吉田の影響か、鳩山、石橋、大野伴睦、河野一郎ら反吉田勢力も伊豆や箱根に滞在するようになり、重要な決定を下していた。敗戦直後の1940年代後半から1960年代前半にかけて、東海道筋に点在する温泉地に、濃密な政治空間が出現していたという知られざる史実を解き明かす。

目次

序章 なぜ温泉と政治が結び付くのか
第1章 吉田茂が箱根に政治空間を創り出した
第2章 鳩山一郎・石橋湛山 反吉田の伊豆・箱根
第3章 岸信介と箱根・宮ノ下温泉
第4章 池田勇人と箱根・仙石原温泉
終章 ポスト「温泉政治」の時代

著者等紹介

原武史[ハラタケシ]
1962年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、東京大学大学院博士課程中退。放送大学教授、明治学院大学名誉教授。専攻は日本政治思想史。98年『「民都」大阪対「帝都」東京―思想としての関西私鉄』(講談社選書メチエ)でサントリー学芸賞、2001年『大正天皇』(朝日選書)で毎日出版文化賞、08年『滝山コミューン一九七四』(講談社)で講談社ノンフィクション賞、『昭和天皇』(岩波新書)で司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hitotak

11
鳩山一郎、岸信介など戦後のある時期までの首相たちは余暇や週末を箱根、熱海等の温泉地で過ごし、国会解散や内閣改造など重要な決断をその地で行っていた。現職期間の吉田茂の箱根滞在がここで書かれているほどの頻度とは知らなかったので、昔とは違い、テレワークが可能な環境があり、ワーケーションが推奨されていながら、首相の夏季休暇でのゴルフですら非難される令和の現在との差に驚く。首相たちの温泉地通いは、心身の健康の維持と、東京から離れた場所で政敵やGHQに邪魔されずに考えをまとめることに役立っていたようだ。2024/03/24

takao

2
吉田、鳩山2024/07/30

DBstars

2
温泉が政治家の健康維持に寄与していたこと、温泉旅館で政局の重要な決定がなされていたことももちろんだが、天皇や皇族による温泉地の利用に対する指摘が特に興味深かった。基本的に伊豆箱根に限定した言及だが、著者としては「海沿いの景観地」というのも温泉政治の重要な要素の一つと考えているのかも。…「戦後政治の盲点」(33-34頁)をつき、政治学・政治史の枠内で妥当性・説得力のある分析を加え読者の興味関心を強く呼び起こす本書は、日本政治史の研究をする者にとってはある意味でロールモデル的な研究といえるかもしれない。2024/03/17

tkm66

0
トップクラスの政治家が別荘くらい持って当たり前、って言う〈鷹揚な時代〉。2025/05/12

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