アートの値段―現代アート市場における価格の象徴的意味

個数:
電子版価格
¥3,960
  • 電子版あり

アートの値段―現代アート市場における価格の象徴的意味

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月09日 12時09分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B5判/ページ数 344p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784120056451
  • NDC分類 706.7
  • Cコード C1070

出版社内容情報

◆目次

 まえがき

序章  イントロダクション――アートの価格は単なる数字ではない――

1章 アート市場の構造――芸術はいかに商品化されるのか――

2章 意味の交換――支援と感謝の気持ちを交換する――

3章 後援者VS便乗者――ギャラリーとオークションはなぜ相容れないのか――

4章 価格の決定要因――統計分析からみるアートの諸要素と価格の関係性――

5章 値付けの技術――ディーラーは実際にどのように価格をつけるのか――

6章 価格の物語――価格はどのように正当化されるのか――

7章 価格の象徴的意味――価格に込められた意味を読み解く――

8章 結 論――価格が私たちに語りかけること――

付録A/インタビュー質問票  付録B/インタビューサンプルの解説
付録C/美術品価格の記録   付録D/美術品価格のマルチレベル分析

 参考文献  索引

内容説明

アート作品の価格は市場のメカニズムでは説明ができない。芸術家、画廊オーナー、オークションハウス、コレクターなどが構成する特異な「意味システム」の中で、価格は多くのことを我々に語りかけている。価格が持つ文化的な意味とは。芸術に値付けする技法を解き明かす。

目次

序章
第1章 アート市場の構造
第2章 意味の交換
第3章 後援者vs.便乗者
第4章 価格の決定要因
第5章 値付けの技法
第6章 価格の物語
第7章 価格の象徴的意味
第8章 結論

著者等紹介

ヴェルトハイス,オラーフ[ヴェルトハイス,オラーフ] [Velthuis,Olav]
アムステルダム大学社会学部の教授で、専門は経済社会学、芸術社会学、文化社会学。同学部で、文化社会学プログラムグループのディレクターを務めている。研究テーマは、アート市場のグローバル化、市場と贈答品交換の相互関係、現代アートの評価と価格設定、アダルトコンテンツ市場の道徳的・社会技術的側面など。最近では、BRICs諸国におけるアート市場の出現と発展を横断的に比較・研究している。アムステルダム大学に移る前は、オランダの日刊紙『de Volkskrant』のスタッフ・レポーターとして数年間勤務

陳海茵[チンカイン]
1991年中国生まれ、幼少期から日本で育つ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。専門は芸術社会学、文化社会学。埼玉大学大学院人文社会科学研究科研究員、大妻女子大学他で非常勤講師。中国現代アート市場を対象とした社会学的研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

42
訳者によると、本書は現代アートがどのように値付けされているのか、社会学理論と方法を用いて答えを導き出す研究(あとがき282頁)。文化経済学を学んだ(でいる)人には重要な文化社会学の邦訳書。やや美辞麗句、レトリックがなくもないとは思う。本書で提案する説明は、市場とは、文化的な集合体である(014頁)。文化的価値は文化的な信念にも依存し、消費はアイデンティティの決定要因でありその表現でもある。経済財は生命や来歴を有する。愛と気遣いが経済活動の中で顕在化することがある(023頁)。2024/08/14

Shun'ichiro AKIKUSA

6
内容は興味深く、翻訳紹介の労をねぎらいたい。ただもう少しだけ訳文が読みやすければ、もっと多くの読者をえられたのではないかと思ってしまった。参考文献としてあげられている洋書には邦訳されているものも一定数あるのだが、そういった情報が与えられていないのも少々残念だ。2024/03/29

takao

3
ふむ2024/06/15

Jey.P.

1
美術品市場の概要や、ディーラーの慣行などを調査し、分析した本。価格が何らかの意味を伝えることや、一時市場と二次市場の違いなどは労働市場にも似てると思いながら読んでいたが、実際に近い記述もあった。途中、商業製品の転売問題を連想するような話もあり、共通点が何かしらありそう。全体的に流し読み程度でまだちゃんと読めていないが、再読しそう。2023/05/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20777312
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品