完本 私の昭和史―二・二六事件異聞

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完本 私の昭和史―二・二六事件異聞

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  • サイズ A5判/ページ数 576p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120056185
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0021

出版社内容情報

二・二六事件を頂点とする「昭和維新運動」の推進力であった「青年将校グループ」とは、どのような人たちだったのか。彼らはなぜ二・二六事件を起こさねばならなかったのか――。グループの中心人物であった著者が、自身の体験したことを客観的に綴る本書は、貴重な昭和史第一級史料であるとともに、三島由紀夫に「見事な洗煉された文章」として激賞されたことでも知られる。長年読み継がれてきた名著に、拾遺八篇と同時代書評を増補した決定版。〈解説〉筒井清忠

「私の人生の本」といえば、この本をあげなければなるまい――三島由紀夫

昭和維新運動の全体像を構築するためにも、私に非常に多くのことを教えてくれる――橋川文三

【目 次】

まえがき

  Ⅰ
残  生/大岸頼好との出合い

  Ⅱ
天剣党以来/十月事件の体験/出征から凱旋まで/十一月二十日事件(その一)/十一月二十日事件(その二)/十一月二十日事件(その三)/相沢事件の前後(その一)/相沢事件の前後(その二)/相沢事件の前後(その三)/相沢事件の前後(その四)/蹶起の前後(その一)/蹶起の前後(その二)/青雲の涯

  Ⅲ
大岸頼好の死

 拾 遺
赤化将校事件/青森連隊の呼応計画/刑場の写真/夏草の蒸すころ/続・夏草の蒸すころ/素描・竹橋事件/有馬頼義の『二・二六暗殺の目撃者』について/映画「脱出」について

 付録……同時代書評(*は電子には未収録)
利用とあこがれ……三島由紀夫(*)
人生の本―末松太平著「私の昭和史」……三島由紀夫(*)
末松太平著『私の昭和史』について……橋川文三

〈解説〉筒井清忠
索 引

内容説明

彼らはなぜ蹶起したのか。「青年将校グループ」の中心にあった著者が自らの体験を克明に綴った貴重な記録に関連文書を増補。二・二六事件研究の第一級史料、決定版。

目次

1(残生;大岸頼好との出合い)
2(天剣党以来;十月事件の体験;出征から凱旋まで;十一月二十日事件(その一)
十一月二十日事件(その二)
十一月二十日事件(その三)
相沢事件の前後(その一)
相沢事件の前後(その二)
相沢事件の前後(その三)
相沢事件の前後(その四)
蹶起の前後(その一)
蹶起の前後(その二)
青雲の涯)
3(大岸頼好の死)
拾遺(赤化将校事件;青森連隊の呼応計画;刑場の写真;夏草の蒸すころ;続・夏草の蒸すころ;素描・竹橋事件;有馬頼義の『二・二六暗殺の目撃者』について;映画『脱出』について)
書評/解説(利用とあこがれ/人生の本(三島由紀夫)
末松太平著『私の昭和史』について(橋川文三)
解説(筒井清忠))

著者等紹介

末松太平[スエマツタヘイ]
1905(明治38)年北九州市に生まれる。小倉中学校、広島陸軍幼年学校を経て27(昭和2)年陸軍士官学校(三十九期)卒業。35年陸軍大尉。36年2月の二・二六事件により起訴され、37年1月陸軍の軍法会議で禁錮四年の判決を受け免官。39年出獄。戦後、63年に刊行した『私の昭和史』は各方面から大きな反響をよんだ。1993(平成5)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

106
226事件関係書中の白眉。蹶起した青年将校と親しかった著者が描き出す、事件までの生々しい関係者の動きや心情は息苦しいほどだ。国からの金目当てに戦死した兵の遺骨を親族が奪い合う極貧下で、若い軍人は北一輝らの影響もあり維新思想に心奪われていく。それを抑圧する軍上層部との軋轢が生んだ永田軍務局長斬殺事件の前に、実行犯の相沢中佐から相談を受ける場面は陸軍内の重苦しい空気が漂ってくる。それでも天皇への忠義に囚われた彼らは、暴力による国家革新へ突き進んでいく。戦後日本に絶望していた三島由紀夫が深く共感したのも当然か。2023/04/04

Ohe Hiroyuki

4
二・二六事件において検挙され、有罪判決を受け、免官となった青年将校が記した書籍である。▼本書は、三島由紀夫をして「ここ十年ほどの間で、もっとも感銘を受けた「私の人生の本」」であるといわしめした本である。▼内容は分厚く、名前もたくさん出てくるので、読み進めるのには時間がかかるが、完読して感じるものが大いにある本である。▼本書を全体を通読すると二・二六事件の源流は、どうやら明治初期の軍政にありそうである。▼二・二六事件は突発的に起きたものではなく、当時の多くの人にとって「起こりそうなこと」であったように思える2023/06/18

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