出版社内容情報
野党第一党である立憲民主党副代表だった著者が、2021年の衆院選で維新の会と激しく競り合いまさかの落選。失意のどん底で気づいたのは、いつの間にか永田町の手垢がついてしまい、「政治サイボーグ」になっていた自分……。その後の「お遍路」とも言える全国行脚を通じて、ボトムアップによる「共感と参画の政治」や新しい社会活動が各地で芽生えていることを実感。NPO時代の初心を取り戻し、22年の参院選では全国3位の得票数で見事に当選を果たす。
他方、社会には闇――マッチョ型の政治、ヘイト、誹謗中傷、そして宿敵だった安倍元総理の死傷事件など――が広がっている。
本書は、「政治家・辻元清美」の鎧を著者が脱ぎ捨て、自らを再生する物語であり、これからのリベラルのため、女性やおひとりさまのため、闇から希望の光を見出す物語である。
内容説明
ヘイトや誹謗中傷などの「闇」とたたかい、全国行脚でボトムアップの「光」を見出す。
目次
第1章 全国行脚から見えてきたニッポン
第2章 落選した衆議院選挙、何が起きていたのか
第3章 永田町と霞が関がやるべきこと
第4章 日本はなぜ、女性議員が少ないのか
第5章 社会の闇―ヘイトと誹謗中傷と民主主義
第6章 確かにそこにある希望の芽
著者等紹介
辻元清美[ツジモトキヨミ]
1960年奈良県生まれ、大阪育ち。早稲田大学教育学部卒業。学生時代にNGOを創設、「ピースボート」にて世界60カ国と民間外交を進める。96年、社会民主党から立候補して衆議院議員選挙にて初当選。NPO法人を議員立法で成立させ、被災者生活再建支援法、情報公開法、児童買春・ポルノ禁止法などの成立に尽力する。2009年、国土交通副大臣(運輸・交通・観光・危機管理担当)。11年、災害ボランティア担当の内閣総理大臣補佐官、17年、女性初の国対委員長(野党第一党)を歴任。立憲民主党副代表、衆議院予算委員会野党筆頭理事、国土交通委員、立憲フォーラム幹事長、NPO議員連盟共同代表などを歴任。21年10月の衆議院議員選挙で大阪10区から立候補し落選するも、翌22年7月の参議院議員選挙では比例代表で当選を果たした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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