出版社内容情報
脳と身体の老化を遅らせ、健康寿命を伸ばすには、「ストレス・フリー」の運動習慣とバランスのとれた食生活が基本だ。中年以降に多い肥満を避け、生活習慣病の予防に努める日常活動が、認知症を防ぐ。さらに、運動習慣は、脳(記憶の中枢である海馬)の神経細胞の生まれ変わりを促し、記憶力の維持に働き、高齢者の健康寿命を5年も延ばす。人生100年時代の高齢期を楽しむのに役立つ、老化科学の研究成果を、80歳でエイジシュートを達成した医師が、自ら実践した運動習慣、健診結果とともに紹介する。
目次
第1章 ストレス・フリーの運動習慣を身につけ脳の老化を防ごう
第2章 ウォーキングに速歩、ジョギングを加えて運動効率を高めよう
第3章 ウォーキングと片足立ちストレッチでフレイルとロコモを予防しよう
第4章 呼吸と食生活―酸素と活性酸素が寿命を左右する
第5章 激しいスポーツやマラソンは寿命を縮めるか
第6章 死因第1位の「がん死」リスクを引き下げよう
第7章 高齢者の突然死が多い活動と原因疾患をチェックしておこう
第8章 痛みを癒す―アスリートの鎮痛薬とアンチ・ドーピング規程の注意点
第9章 スーパーエイジャーはどんな特性によって長生きできるのか
著者等紹介
後藤文夫[ゴトウフミオ]
群馬大学名誉教授。1941年(昭和16年)、群馬県生まれ。群馬大学医学部卒業。北里大学教授、群馬大学教授、医学部長、福島県太陽の国病院院長等を歴任。専攻は麻酔科学・ペインクリニック、高齢者医療(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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