出版社内容情報
奴隷制時代から南北戦争、公民権運動をへて真の解放をめざす現代まで。アメリカ黒人の歴史とは、壮絶な差別との闘いであり、その反骨の精神はとりわけ音楽の形で表現されてきた。しかし黒人音楽といえば、そのリズムやグルーヴが注目された反面、忘れ去られたのは知性・隠喩・超絶技巧という真髄である。今こそ「静かなやり方で」(M・デイヴィス)、新しい歴史を紡ごう。本書は黒人霊歌からブルース、ジャズ、ファンク、ホラーコア、ヒップホップまで、黒人音楽の精神史をひもとき、驚異と奇想の世界へと読者をいざなう。古今東西の文献を博捜した筆者がおくる、新たな黒人音楽史。
内容説明
奴隷制時代から南北戦争、公民権運動をへて真の解放をめざす現代まで。アメリカ黒人の歴史とは、壮絶な差別との闘いであり、その反骨の精神はとりわけ音楽の形で表現されてきた。しかし黒人音楽といえば、そのリズムやグルーヴが注目された反面、忘れ去られたのは知性・暗号・超絶技巧という真髄である。今こそ「静かなやり方で」(M・デイヴィス)、新しい歴史を紡ごう。本書は黒人霊歌からブルース、ジャズ、ファンク、ホラーコア、ヒップホップまで、黒人音楽の精神史をひもとき、驚異と奇想の世界へと読者をいざなう。古今東西の文献を博捜した筆者がおくる、新たな黒人音楽史。
目次
第1章 黒人霊歌という暗号
第2章 「鳥獣戯画」ブルース
第3章 ジャズとアウトサイダー―アルバート・アイラーの霊性
第4章 詩人ジャズマン―土星人サン・ラーの「無」
第5章 Pファンクの宇宙―道化としてのジョージ・クリントン
第6章 ホラーコアの解剖学―フランケンシュタインの黒い怪物たち
第7章 テクノロジーとしてのヒップホップ
著者等紹介
後藤護[ゴトウマモル]
1988年山形県生まれ。暗黒批評。主に『キネマ旬報』『ele‐king』「Real Sound」などに映画・音楽・マンガに関するレヴューを寄稿。魔誌『機関精神史』編集主幹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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