動物農園

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動物農園

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  • サイズ 46判/ページ数 155p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784120055669
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

最低限の食料しか与えず、幼い命を死に追いやり、自分たちだけ温かく安全な家に住む人間を追い出すため動物たちは謀反を起こした。

動物たちは文字を覚え、「動物農園」を営んで、自らのために働く喜びを手に入れる。

しかし一部の豚が君臨し始めると、動物たちが掲げた普遍の戒律は改竄され、恐怖と残酷な死が支配する世界に変わっていく――。



非人間的な政治圧力を寓話的に批判したジョージ・オーウェルの世紀を超えた衝撃。発掘された名訳を描き下ろし装画とともに。



装幀・本文デザイン 名久井直子

著者等紹介

オーウェル,ジョージ[オーウェル,ジョージ] [Orwell,George]
本名エリック・アーサー・ブレア。1903年インドに生まれ、イギリスで育つ。イートン校を卒業後、警察官としてビルマで勤務。33年からルポルタージュ『パリ・ロンドン放浪記』。小説『ビルマの日々』を発表。36年にはスペイン内乱の国際義勇軍に参加し、38年『カタロニア讃歌』を出版。第二次世界大戦中はBBC放送に勤務、『トリビューン』紙の編集主任を務めた。45年に小説『動物農園』がベストセラーとなる。46年に移り住んだスコットランドのジュラ島で未来小説『一九八四』を書き上げ、50年に肺結核のため死去

吉田健一[ヨシダケンイチ]
1912年、東京生まれ。吉田茂元首相の長男。暁星中学を卒業ののち、英国ケンブリッジ大学に学ぶ。ロレンス、ヴァレリー等、英仏にわたる翻訳、文芸批評、小説など多彩な文筆活動を行う。『シェイクスピア』『瓦礫の中』で読売文学賞、『日本について』で新潮社文学賞、『ヨオロッパの世紀末』で野間文芸賞を受賞。77年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

248
とても恐ろしい小説。家畜たちが革命により乗っ取った農場を運営する姿を擬人化して描く。ソ連による恐怖政治のようであり、民主主義が全体主義や権威主義へと陥る危険性への警鐘のようでもある。革命の裏切り。自由という名の束縛。人間とは、こういう管理社会を生み出す生き物なんでしょうか。日本の社畜にも思えて、他人事ではないです。シュヴァンクマイエル風のヒグチユウコ画も不気味さを高めています。2022/10/28

buchipanda3

122
オーウェルによる寓話小説。別の訳本で既読だが、ヒグチユウコさんの挿絵に惹かれて。短い話なので中身を覚えていたが、読んでいる間はやはり心をざわつかされた。動物たちは以前よりも辛い状況になっても、目の前の厳しさで精一杯のため思考が止まってしまう。それは牡豚のナポレオンたちの狡猾さによるものだが、傍から見ていて動物たちにもどかしさも感じる。でも当事者になると案外陥りやすいとも思えた。もし一冊の本があれば、読書という行為が出来ればきっと。それがこの本なのだ。終盤、パッと目に飛び込んできたあの挿画に思わず声が出た。2022/10/28

☆よいこ

111
ジョージ・オーウェル『動物農園』(ANIMAL FARM)の新装丁。ヒグチユウコのイラストが素晴らしい▽「旧農園」のジョーンズ氏が怠け者で空腹に耐えかねた動物たちが反旗を翻し、人間たちを追い出して「動物農園」を作った。志の高かった老豚の遺言に従い、七誡を掲げる。一、二本足で立つものはすべて敵である。二、四本足のもの、あるいは羽があるものは友達である。三、動物は服を着てはならない。四、動物は寝台に寝てはならない。五、動物は他の動物を殺してはならない。七、すべての動物は平等である▽支配の構造がわかる。良本2022/11/21

(C17H26O4)

82
書店で表紙がぱっと目に留まった。『動物農場』(この本では「農園」)×ヒグチユウコ。意外性ある組み合わせに思わず即買い。装幀もいい。言わずと知れたおとぎばなしの体をとったスターリン主義、全体主義批判の本。もともと読みやすいところに、ヒグチさんの絵をたくさん添えて、また、解説をつけていないため解釈の自由度が高く「おとぎばなし」としての普遍性を前面に打ち出しているように感じた。豚のナポレオン(スターリンがモデル)が二本足で立っている仰天の場面の絵はなかなかのインパクト。2022/09/28

Take@磨穿鉄靴

49
何とも後味の悪いお話。これはいろんな組織の構造に当てはまる。宗教団体や国家レベルでも当てはまりそう。例えばアジアの某J国がアメリカの庇護から抜け出したとして。それ自体は自立した独立で悪くない。しかし後ろ盾を失った弱体化しきってるJは勢いのあるCに簡単に飲み込まれそう。下手したらCから援助を受けたKにだって負ける恐れがある。もちろんそんなシナリオはCが望まないからないだろうけど。読んでるとぬるま湯に浸かったまま鍋にかけられているような胸の苦しさがある。最後のナポレオンのイラストはインパクト大。★★★☆☆2022/11/24

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