化物園

個数:
電子版価格
¥1,760
  • 電書あり

化物園

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年03月29日 04時50分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 306p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120055362
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「人間はおもしろい。だが、飼ってはならぬ」


スリルに憑かれ空き巣を繰り返す羽矢子。だが侵入した家の猫に引っかかれ、逃げた先で奇妙な老人に出会い……「猫どろぼう猫」

自尊心が高く現実に向き合えない王司。金目的で父の死を隠蔽した後、家にやってきたのは……「窮鼠の旅」

〈お手伝いさん〉として田舎の館に住み込むことになった、たえ。そこでの生活は優雅だが、どこか淫靡で……「風のない夕暮れ、狐たちと」


その他「十字路の蛇」「胡乱の山犬」「日陰の鳥」「音楽の子供たち」全七篇。

恒川光太郎が描く、《化物》たちの饗宴を、ご覧あれ。

内容説明

スリルに憑かれ空き巣を繰り返す羽矢子。だが侵入した家の猫に引っかかれ、逃げた先で奇妙な老人に出会い―。(「猫どろぼう猫」)自尊心が高く現実に向き合えない王司。金目的で父の死を隠蔽した後、家にやってきたのは―。(「窮鼠の旅」)“お手伝いさん”として田舎の館に住み込むことになった、たえ。そこでの生活は優雅だが、どこか淫靡で―。(「風のない夕暮れ、狐たちと」)その他「十字路の蛇」「胡乱の山犬」「日陰の鳥」「音楽の子供たち」全七篇。“化物”たちの饗宴を、ご覧あれ。

著者等紹介

恒川光太郎[ツネカワコウタロウ]
1973年東京都生まれ。2005年『夜市』で日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。同作で直木賞候補に。14年『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

301
6月の第一作は、恒川 光太郎の最新作、恒川 光太郎は、新作中心に読んでいる作家です。本作は、ケショウ幻想連作短編集でした。オススメは、「猫どろぼう猫」&「風のない夕暮れ、狐たちと」です。 https://www.chuko.co.jp/tanko/2022/05/005536.html2022/06/01

おしゃべりメガネ

178
期待以上の定番な恒川さんワールドが炸裂してます。恒川さんの作品を読むたびにいつも必ず思うのが、どうしてこんな話を書けてしまうのだろうと。唯一無二の世界観は恒川さんでしか書けない作品になっています。前半からある意味スタンダードなホラーテイストに始まり、中盤からはファンタジーテイストへ徐々に移行し、ラストは見事な描写でしっかりとまとめてくれます。短編集なので、読みやすくテンポもいいのでストレスは少ないです。特にラストの『音楽の子供たち』を読むだけでも本作の値は十分にあると思われます。恒川さん、スゴすぎです。2022/08/29

のぶ

177
恒川さんらしい独特の世界を描き出した7篇からなる短編集。だがその内容はバラエティーに富んでいた。描かれる時代はかなり昔のものあり、昭和の香りが漂うものあり、時代設定の分からないもの等。多くの作品には「ケシヨウ」という化物がそれぞれに登場して、悪魔的なこの化け物に囚われ、翻弄され、操られる登場人物たちの運命が何とも不思議な世界を構築して興味深い。最後に収められている「音楽の子供たち」がホラー、ファンタジー色が薄く、且つ難解だったが個人的には一番良かった。恒川さんの作品を読むといつも独特の余韻が残る。2022/06/03

美紀ちゃん

160
7つの連作短編集。良かった!空き巣の羽矢子と美佳が会話したあたりから、面白い!恒川さんの話は何か不思議なものが出てきてファンタジー的な要素もたくさんあり、そういった部分も大好きだけれど、怖いのは人間の負の面。ドロドロした魔の心が不幸をよび恐ろしい。「胡乱の山犬」は、『東京喰種』みたい。考え方は理解できる。「日陰の鳥」はリュクが老婆から渡された杖にサンスクリット語。インドの話?三つ目!?頭が2つ!鱗肌!「音楽の子供たち」の風媧は妖精?いいケシヨウ。約束ネバみたいな場所を想像する。ケシヨウは何人もいる!すごい2022/05/28

みっちゃん

155
第一話『猫どろぼう猫』良く出来たイヤミスホラーだ!とは思いながら、でも私が恒川作品に求める浪漫の香りが一欠片も感じられん…が、これは作者の敢えての配列なのだろうか、話が進むごとに現実世界から幻想的、伝奇的な世界のそれへと変容していくような。読み終われば様々な場所、時代で人間の前に現れ、ある時は喰らい、ある時は操り、またある時は飼おうとする存在「ケシヨウ」(化生か?)を巡るサーガ、となっていた。2022/08/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19663209
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。