出版社内容情報
映画の製作現場に君臨しながら、悲劇の影を背負う辣腕プロデューサー、モンロー・スター。ハリウッドの撮影所で繰り広げられる人間模様と、映画ビジネスの舞台裏。
『グレート・ギャツビー』の先を目指し、フィッツジェラルドが死の前日まで書き続けていた最後の長編小説。
作品を補完する著者の「覚え書き」を収録。
内容説明
非情なまでの辣腕と、桁外れの熱意、全盛を極めハリウッドに君臨するこの男を待ち受けるのは―運命の出会い、そして悲劇の影。“ギャツビー”の先を目指した最後の長編小説。
著者等紹介
フィッツジェラルド,フランシス・スコット[フィッツジェラルド,フランシススコット] [Fitzgerald,Scott]
1896年、ミネソタ州生まれ。プリンストン大学中退後、陸軍入隊。除隊後、コピーライターを経て、1920年、処女長編『楽園のこちら側』が全米ベストセラーとなる。同年結婚したゼルダ・セイヤーとの華やかで奔放な暮らしぶりで時代の寵児ともてはやされる。数々の短編を雑誌に発表するほか、25年刊行の『グレート・ギャツビー』などの長編も高く評価されるが、世界恐慌、ゼルダの病などが生活に影を落とし、失意と困窮のうちにアルコールに溺れ、40年、心臓発作で死去
村上春樹[ムラカミハルキ]
1949年生まれ。日本を代表する小説家であると同時に、アメリカ文学の優れた読み手として、カポーティ、フィッツジェラルド、カーヴァー、ペイリー、チャンドラー等の作品を手ずから翻訳し、精力的に紹介してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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