出版社内容情報
「銀座百点」連載のエッセイ、待望の書籍化。聞書きの名手である著者が、銀座で逢ったひととの思い出を綴る。粋人達の面影が甦り、特別な街への憧れがつのる一冊。
ロバート キャンベルさん推薦!
「バスの中バーの向こう、喫茶店を出たところ 著者が遭遇した賢人たちは全員ハッとするほど無邪気で語り上手。面影を一人ひとりゆかいに深く彫り進め、昭和から平成日本の文化を克明に小気味よく描き切っている。ロンドのごとく辻を替え、道を渡り、重なりながら目の前を流れる凛とした景色だ。愛おしさに時を忘れ、ページをめくった。」
【目次】
文学者の章
吉行淳之介さんの灰皿/丸谷才一さんのスーツ/堀口大學さんの扇子/戸板康二さんの冗談/ドナルド・キーンさんの象/梅原猛さんのコースター/池内紀さんの歌舞伎/色川武大さんの紙袋/小松左京さんの猫/井上ひさしさんの靴/石垣りんさんの砂糖壺/早坂暁さんのメモ
歌舞伎役者の章
十七代目中村勘三郎さんの挨拶文/初代中村獅童さんの拍手/六代目中村歌右衛門さんの花籠/十二代目市川團十郎さんのパフェ/四代目中村雀右衛門さんのスコッチ/二代目尾上松緑さんの木札/十八代目中村勘三郎さんの受付
女優の章
沢村貞子さんの着物/岸田今日子さんの教え/加藤治子さんの微笑/池内淳子さんの襟足/太地喜和子さんのジーンズ/岡田嘉子さんのダスビダーニャ/長岡輝子さんの声
俳優の章
平幹二朗さんの絵葉書/池部良さんの吸殻/小沢栄太郎さんのボストンバッグ/小沢昭一さんのブリーフケース/北村和夫さんの純愛/加藤武さんのご祝儀袋
落語家・画家・音楽家の章
桂米朝さんの黒紋付/古今亭志ん朝さんのフラ/安野光雅さんの座布団/岩城宏之さんの大鏡/五十嵐喜芳さんの咳払い
特別編
兄、眞之助の銀座
内容説明
著者が銀座で逢った忘れ得ぬひと、三十八名。粋人達の面影が甦る珠玉のエッセイ。
目次
文学者の章(吉行淳之介さんの灰皿;丸谷才一さんのスーツ ほか)
歌舞伎役者の章(十七代目中村勘三郎さんの挨拶文;初代中村獅童さんの拍手 ほか)
女優の章(沢村貞子さんの着物;岸田今日子さんの教え ほか)
俳優の章(平幹二朗さんの絵葉書;池部良さんの吸殻 ほか)
落語家・画家・音楽家の章(桂米朝さんの黒紋付;古今亭志ん朝さんのフラ ほか)
特別編(兄、眞之助の銀座)
著者等紹介
関容子[セキヨウコ]
エッセイスト。東京都生まれ。1958年に日本女子大学文学部卒業。雑誌記者を経て、81年『日本の鴬―堀口大學聞書き』で日本エッセイスト・クラブ賞、角川短歌愛読者賞受賞。96年『花の脇役』で講談社エッセイ賞、2000年『芸づくし忠臣蔵』で読売文学賞、芸術選奨文部大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
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hitotak
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