出版社内容情報
量的・質的金融緩和(QQE)、マイナス金利、イールドカーブ・コントロール、そしてコロナショック……。2015年3月から2020年3月までの5年間、著者は黒田総裁下の日本銀行で、金融政策を決定する政策委員会審議委員を務めた。2%の物価目標とデフレ脱却に向け、日銀はいかに苦闘したのか。さまざまな批判に何を思い、反論したのか。アベノミクスと金融政策決定の舞台裏を明らかにする。
内容説明
量的・質的金融緩和(QQE)、マイナス金利、イールドカーブ・コントロール、そしてコロナショック…。2015年3月から2020年3月までの5年間、著者は黒田総裁下の日本銀行で、金融政策を決定する政策委員会審議委員を務めた。2%の物価目標とデフレ脱却に向け、日銀はいかに苦闘したのか。さまざまな批判に何を思い、反論したのか。アベノミクスと金融政策決定の舞台裏を明らかにする。
目次
第1章 デフレの時代
第2章 量的・質的金融緩和(QQE)政策の開始
第3章 日銀審議委員になる―2015年
第4章 マイナス金利政策の採用―2016年
第5章 緩和の「出口」論が盛んになる―2017年
第6章 マスコミのリフレ嫌い―2018年
第7章 消費税増税の政治的モメンタムは強い―2019年
第8章 コロナショックとQQE―2020年
著者等紹介
原田泰[ハラダユタカ]
1950年(昭和25年)、東京都に生まれる。東京大学農学部卒業。学習院大学博士(経済学)。経済企画庁国民生活調査課長、海外調査課長、財務省財務総合政策研究所次長、大和総研専務理事チーフエコノミスト、早稲田大学政治経済学術院教授、日本銀行政策委員会審議委員などを経て、名古屋商科大学ビジネススクール教授。著書に『昭和恐慌の研究』(共著、東洋経済新報社、日経・経済図書文化賞受賞)、『日本国の原則』(日経ビジネス人文庫、石橋湛山賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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