デフレと闘う―日銀審議委員、苦闘と試行錯誤の5年間

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デフレと闘う―日銀審議委員、苦闘と試行錯誤の5年間

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  • サイズ 46判/ページ数 425p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120054457
  • NDC分類 338.41
  • Cコード C0033

出版社内容情報

量的・質的金融緩和(QQE)、マイナス金利、イールドカーブ・コントロール、そしてコロナショック……。2015年3月から2020年3月までの5年間、著者は黒田総裁下の日本銀行で、金融政策を決定する政策委員会審議委員を務めた。2%の物価目標とデフレ脱却に向け、日銀はいかに苦闘したのか。さまざまな批判に何を思い、反論したのか。アベノミクスと金融政策決定の舞台裏を明らかにする。

内容説明

量的・質的金融緩和(QQE)、マイナス金利、イールドカーブ・コントロール、そしてコロナショック…。2015年3月から2020年3月までの5年間、著者は黒田総裁下の日本銀行で、金融政策を決定する政策委員会審議委員を務めた。2%の物価目標とデフレ脱却に向け、日銀はいかに苦闘したのか。さまざまな批判に何を思い、反論したのか。アベノミクスと金融政策決定の舞台裏を明らかにする。

目次

第1章 デフレの時代
第2章 量的・質的金融緩和(QQE)政策の開始
第3章 日銀審議委員になる―2015年
第4章 マイナス金利政策の採用―2016年
第5章 緩和の「出口」論が盛んになる―2017年
第6章 マスコミのリフレ嫌い―2018年
第7章 消費税増税の政治的モメンタムは強い―2019年
第8章 コロナショックとQQE―2020年

著者等紹介

原田泰[ハラダユタカ]
1950年(昭和25年)、東京都に生まれる。東京大学農学部卒業。学習院大学博士(経済学)。経済企画庁国民生活調査課長、海外調査課長、財務省財務総合政策研究所次長、大和総研専務理事チーフエコノミスト、早稲田大学政治経済学術院教授、日本銀行政策委員会審議委員などを経て、名古屋商科大学ビジネススクール教授。著書に『昭和恐慌の研究』(共著、東洋経済新報社、日経・経済図書文化賞受賞)、『日本国の原則』(日経ビジネス人文庫、石橋湛山賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ばたやん@かみがた

81
日銀に入り金融政策の枢要に関わった人物の回顧録として岩田規久男『日銀日記』(2018)がありますが、本書はそれに続く日記風に在任中の出来事やそれへの意見を綴った記録です。公人が任期終了後、秘守義務に触れない範囲でこのような回顧を本に纏めることはドンドンやって頂きたいと思います。/第一に感じることは、著者の組織に絡め取られない自由人としての信条でしょうか。著者の人となりは、以前の著『日本国の原則』にもあった上っ面の共同体主義に対する非常に醒めた視線などでお馴染みでしたが、(1/6)2021/08/29

OK

3
「1980年代までの3%成長に比べれば、経済停滞は今も続いていると言える。成長率が下がること自体は不思議でも何でもない。貧しい国は豊かな国の制度、技術、文化を真似ることができる。自ら技術革新を行うより、真似る方が簡単である。だから、貧しい国は真似ることによって豊かな国よりも高い成長を続けることができる。しかし、そうできるのは貧しいうちだけだ。豊かな国に追いつけば、真似るものがなくなって、豊かな国と同じだけしか成長できなくなる」2022/09/24

aun

3
日銀シンパなので全く響かなかった。筆者らリフレ派はあれだけ量を増やせばインフレを起こせると主張していたのに結局うまくいかず、それをなぜか雇用は確かに改善したと論点をずらして自らを擁護している。本当に身勝手。また、何度も「高偏差値」との表現が登場し、いい年した大人が偏差値を気にする様子が滑稽であった。未曽有の金融政策の行方について全く触れない(あえて?)のは日銀の意思決定を担った立場として無責任と言わざるを得ない。2021/09/21

okadaisuk8

1
リフレ派経済学者が日銀審議委員時代の経験をまとめた著作。内容は親分・岩田規久男前副総裁の回顧録と近く、文章が軽妙で読みやすいのも共通する。米国では左派こそ金融緩和を唱えているのに、日本では安倍氏への反感からかリベラルメディアが緩和に批判的と指摘していると指摘し、常々私も不思議に思っていたので、共感した。2%目標が未達でも雇用回復したし批判しなくてもいいじゃんという主張も含め、とても合理的・実利的な考え方が記されている。一方、これだけ緩和をしても物価上昇など思い描いた形にならないことへの説明は不足気味。2022/09/20

tacacuro

1
金融政策を巡る議論はもちろん、日銀の舞台裏や日本経済社会政治論、経済企画庁OB列伝、MMTの解説など幅広く多岐にわたる内容が一冊に一杯つまっていて、とてもぜいたくな本。「500兆円しか貸出先がないのに、800兆円も預金を集めている」銀行こそ、まずは構造改革が必要だという。そして「規制改革や構造改革には、リーダーの断固とした意志とともに、人手不足が必要」だと。全体的に歯に衣着せぬ論調で、わかりやすくて心地よい。2021/07/21

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