ブランド米開発競争―美味いコメ作りの舞台裏

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ブランド米開発競争―美味いコメ作りの舞台裏

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  • サイズ 46判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120054150
  • NDC分類 616.21
  • Cコード C0036

出版社内容情報

2018年2月、美味しい米の代表とされる魚沼コシヒカリが食味ランキングで特AからAに陥落したニュースは衝撃を呼んだ。翌年、魚沼コシヒカリは無事特Aに返り咲くが、各産地が「美味しい米」の開発・生産に努め、しのぎを削る状況は激しさを増す一方だ。美味しさはもちろん、冷害耐性、豊富な栄養、収穫量など多様な目標のもと、今日も新品種の開発が続けられている。ブランド米開発の舞台裏と米作現場のさまざまな課題に迫る。




  目次


 ブランド米の生まれた背景――まえがき


 第1章 ブランド米狂騒曲


1 コシヒカリ覇権の経緯/2 新品種はどう開発されるのか/3 あきたこまちと大潟村の挑戦/4 ブランド米の価値はどう決まるか/5 ササニシキの復権に賭ける/6 変わる食味テスト/7 日本一誉れ高いコメ――コシヒカリの味を超えるコメを/8 海外から求められる「龍の瞳」/9 収穫期をずらせるのが魅力「五百川」/10 栄養素が豊富な「金のいぶき」/11 ブランド米と小売店


 第2章 ブランド米の功罪


1 味にこだわりすぎた「つや姫」/2 ブランド維持が裏目に出た「青天の霹靂」/3 美味しさの追求は諸刃の剣/4 コシヒカリの受け皿となる品種


 第3章 需要に合わせてコメを作る


1 業務用米の世界/2 コメ代わり食品の登場/3 「ご飯」を食べてもらう試み/4 安くて美味しいコメが求められている/5 コメ輸出という悲願/6 農地は増え、担い手は減る


 第4章 コメの未来


1 広い面積にはドローンが有効/2 今までの限界を超えるコメ作り/3 コメの種子をめぐる大変革/4 民間のやる気を削ぐ現行システム/5 民間育種は壁を越えられるか――住友化学の挑戦/6 執念の民間育種家

目次

ブランド米の生まれた背景―まえがき
第1章 ブランド米狂騒曲
第2章 ブランド米の功罪
第3章 需要に合わせてコメを作る
第4章 コメの未来
コメの取引のあり方が大きく変わる―あとがき

著者等紹介

熊野孝文[クマノタカフミ]
1954年、鹿児島県鹿屋市生まれ。県立鹿屋高等学校卒、東京経済大学中退。コメ関連の取材記者として40年の経験がある。現在、『米穀新聞』記者。農協関連はじめ各種セミナーでパネラー、講師として発言している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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佐治駿河

46
江戸時代後期には宮城県(仙台藩)から江戸に持ち込まれる米は江戸の消費の1/3と言われていたとどこかで読んだ記憶があります。伊達政宗の時代からコメの品種改良が盛んであったとその時に書かれていたことを覚えています。宮城県でササニシキを多く生産していたが平成の冷害の時から急激に東京への流入量が減っていったのですね。納得でした。また、米の品種改良は昔ながら方法であるある種の特徴が見受けられた物を選別して栽培を繰り返す方法から、別の銘柄を交互に作付けして交配させるハイブリッド法に移行してきたことは知りませんでした。2025/01/20

スプリント

9
いつの間にか消えたササニシキが復活にむけて品種改良を取り組んでいることを知りうれしかった。2021/06/05

(*^^*)

2
米は奥が深い2021/12/01

はやたろう

2
日本のコメ品種開発や栽培の現状、農業施策を日本農業の今後の展望とともに解説。コメの消費が減る中で自治体がブランド米をつくる意味はあるのか疑問に持たざるを得ません。多収米で、ひたすらつくって海外に売り捌くのがいいのかな。と思いました。2021/06/29

ととむ

1
情報もあたらしく、実におもしろかった。 穀物検定協会もデータ開示しろよなあ。利権団体にしかおもえん。2021/06/24

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