出版社内容情報
「自分はどのような最期を迎えたいかを、今こそ真剣に考える時です」――。高齢者の延命治療について大反響を呼んだ告発の書から5年がたった現在、新型コロナ禍によって大きく死生観も揺らぐもとで、われわれにとって望ましい終末期医療とはいかにあるべきかをふたたび問う!
★職員も受けたくないと言う「苦しみの多い終末期医療」
★救急救命センターは高齢者でいっぱいのなぞ
★ドッキリ! 自然な看取りなのに警察が介入
★欧米の高齢者医療は、苦痛の緩和とQOL向上
★世界の非常識!? 終末期高齢者への人工的水分・栄養補給
★胃ろうで生かされるのはだれのため?
内容説明
職員も受けたくないと言う「苦しみの多い終末期医療」。救急救命センターは高齢者でいっぱいのなぞ。ドッキリ!自然な看取りなのに警察が介入。欧米の高齢者医療は、苦痛の緩和とQOL向上。世界の非常識!?終末期高齢者への人工的水分・栄養補給。胃ろうで生かされるのはだれのため?「尊厳死」と「安楽死」。日本と対極にある、スウェーデンの高齢者コロナ対応。アドバンス・ケア・プランニング(ACP=人生会議)に潜む危険性…あなたが望む人生最後の医療とは?大反響を呼んだ告発の書をボリュームアップ!
目次
第1章 終末期医療の現場から
第2章 硬直化する終末期医療
第3章 安らかな死を妨げるさまざまな要因
第4章 「穏やかに死を迎える医療」が望まれている
第5章 欧米に寝たきり老人はいない
第6章 納得のいく死を迎えるために
第7章 withコロナの時代に―増補
著者等紹介
宮本顕二[ミヤモトケンジ]
1951年生まれ、北海道出身。独立行政法人労働者健康安全機構北海道中央労災病院名誉院長。北海道大学名誉教授。日本呼吸ケア・リハビリテーション学会元理事長。内科医師。北海道大学医学部卒業。同大学大学院保健科学研究院教授、北海道中央労災病院院長を経て、2019年4月現職。日本呼吸器学会専門医。2012年から「高齢者の終末期医療を考える会」を札幌で立ち上げ、事務局として活動している
宮本礼子[ミヤモトレイコ]
1954年生まれ、東京都出身。医療法人風のすずらん会江別すずらん病院認知症疾患医療センター長。内科・精神科医師。旭川医科大学医学部卒業。2006年に物忘れ外来を開設し、認知症診療に従事。精神保健指定医、日本内科学会認定内科医、日本老年精神医学会専門医・指導医、日本認知症学会専門医・指導医・評議員、認知症サポート医。2012年「高齢者の終末期医療を考える会」を札幌で立ち上げ代表となる。日本尊厳死協会北海道支部副支部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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