欧米に寝たきり老人はいない―コロナ時代の高齢者終末期医療 (増補版)

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欧米に寝たきり老人はいない―コロナ時代の高齢者終末期医療 (増補版)

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120054013
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0047

出版社内容情報

「自分はどのような最期を迎えたいかを、今こそ真剣に考える時です」――。高齢者の延命治療について大反響を呼んだ告発の書から5年がたった現在、新型コロナ禍によって大きく死生観も揺らぐもとで、われわれにとって望ましい終末期医療とはいかにあるべきかをふたたび問う!



★職員も受けたくないと言う「苦しみの多い終末期医療」


★救急救命センターは高齢者でいっぱいのなぞ


★ドッキリ! 自然な看取りなのに警察が介入


★欧米の高齢者医療は、苦痛の緩和とQOL向上


★世界の非常識!? 終末期高齢者への人工的水分・栄養補給


★胃ろうで生かされるのはだれのため?

内容説明

職員も受けたくないと言う「苦しみの多い終末期医療」。救急救命センターは高齢者でいっぱいのなぞ。ドッキリ!自然な看取りなのに警察が介入。欧米の高齢者医療は、苦痛の緩和とQOL向上。世界の非常識!?終末期高齢者への人工的水分・栄養補給。胃ろうで生かされるのはだれのため?「尊厳死」と「安楽死」。日本と対極にある、スウェーデンの高齢者コロナ対応。アドバンス・ケア・プランニング(ACP=人生会議)に潜む危険性…あなたが望む人生最後の医療とは?大反響を呼んだ告発の書をボリュームアップ!

目次

第1章 終末期医療の現場から
第2章 硬直化する終末期医療
第3章 安らかな死を妨げるさまざまな要因
第4章 「穏やかに死を迎える医療」が望まれている
第5章 欧米に寝たきり老人はいない
第6章 納得のいく死を迎えるために
第7章 withコロナの時代に―増補

著者等紹介

宮本顕二[ミヤモトケンジ]
1951年生まれ、北海道出身。独立行政法人労働者健康安全機構北海道中央労災病院名誉院長。北海道大学名誉教授。日本呼吸ケア・リハビリテーション学会元理事長。内科医師。北海道大学医学部卒業。同大学大学院保健科学研究院教授、北海道中央労災病院院長を経て、2019年4月現職。日本呼吸器学会専門医。2012年から「高齢者の終末期医療を考える会」を札幌で立ち上げ、事務局として活動している

宮本礼子[ミヤモトレイコ]
1954年生まれ、東京都出身。医療法人風のすずらん会江別すずらん病院認知症疾患医療センター長。内科・精神科医師。旭川医科大学医学部卒業。2006年に物忘れ外来を開設し、認知症診療に従事。精神保健指定医、日本内科学会認定内科医、日本老年精神医学会専門医・指導医、日本認知症学会専門医・指導医・評議員、認知症サポート医。2012年「高齢者の終末期医療を考える会」を札幌で立ち上げ代表となる。日本尊厳死協会北海道支部副支部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Twakiz

38
2015年の本+増補版で、少し変わったと思うところもあるがリーダブルな内容だ。どこでどう命を終えるか、は国や地域や宗教、死生観で様々である。日本の高齢者医療ははやり過ぎだと現場では感じる部分もあるが(98歳施設入所者の救急搬送の連続など・・)「食べれなくなったら死ぬ時」と割り切るのではまだ元気に過ごせる(寝たきり意思疎通不可ではなく有意義な時間を)高齢者を一定数、早死させるだろう。しかし90代の高齢者が「どう死ぬか」を全く話題にしたことがない家族が多いことに驚く。平和ということか。とにかく生きよう。2022/11/10

007 kazu

34
終末医療において日本は本人の意思に関わらず延命措置が施されるのが普通だ。患者は苦痛のあまり点滴や管を外してしまうため、四肢を拘束されながら生きながらえる。 欧米では日本で言う延命措置はとられていないことを記しながら、終末医療の在り方を問う良書。看護師も含め、医療に携わる者の8割は胃ろうや人工呼吸器などの延命措置をしたくないと答えるという。現場を見た実態として皆が延命の倫理的の是非に疑問を呈しているのだろう。判断能力があるうちに残された家族を含め、延命措置に関して意思を表示するリビングウィルが肝要(続く)2021/05/31

コニコ@共楽

26
タイトルが衝撃的だ。逆説的には、日本に寝たきり老人がいるということになる。その実態を、現場に行き、話を聞きながら分析している。延命をしない自然な看取りというものが、日本にはつい前まであったのに、いまや延命措置が常識になっている現実。片や、欧米では、なるべく安らかな死を迎えるように経管栄養や点滴もしないという状況が、今までの日本の終末医療の考え方を揺さぶる。自分の問題として、老いるということ、終末医療のことを考えなければいけないと感じた。2021/07/22

tetsubun1000mg

16
昨年家族の終末の判断にかかわることがあったため、タイトルに興味を持って選ぶ。「欧米に寝たきり老人はいない」と言い切っているが一部の国だけだろうと考えていた。アメリカを含む欧州でも「胃ろう」「経胃管栄養」や強制的に「人口呼吸器」をつけた治療は、認知症患者や末期状態の患者には基本的に家族も医者も選択しないらしい。 欧米でも1980年代に終末期医療の論議が始まり2000年ごろには、点滴や経管栄養は行わななくなった。口で食べられなくなっても痛み苦しみもなく自然と亡くなっていくのが普通という。目から鱗の本だった。2021/05/04

みいやん

13
延命措置は拒否します、ときちんと書面にしたためて家族にその存在を伝えておかねば!昔の日本の終末期における「食べるだけ、飲めるだけ」の社会常識がもどると良いな。2021/04/04

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