哲学漫想

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  • サイズ 46判/ページ数 314p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120053894
  • NDC分類 304
  • Cコード C0010

出版社内容情報

2020年8月19日の逝去直前まで書き継がれた表題作ほか、戦後を代表する知識人が近年に雑誌・新聞に発表した単行本未収録の諸論考を集成。

内容説明

現実主義と無常感の両立へ―人類の壮大な文明史の流れを踏まえ、日本人が進むべき方向を指し示す。現代を代表する知識人が遺した、最後の評論集。死の直前まで書き継がれた「リズムの発現と言語文明」ほか、2016年3月以降に発表された論考、時評、書評を収録。

目次

1(哲学漫想1 味覚の現象学;哲学漫想2 ショーペンハウアーの冒険と逡巡―『意志と表象としての世界』精読 ほか)
2(浩宮の始球式―「人間・象徴」天皇制の不条理;「論壇」の危機と回復への曙光 ほか)
3(ビブリオバトル;市場の巨大化が蝕む国家の紐帯 ほか)
4(七分の共感と三分の憐憫の作家―沼野充義『チェーホフ』;アジアから見た「大国」日本の役割―白石隆『海洋アジアvs.大陸アジア』 ほか)
5(静かで確かな保守主義―京極純一氏を悼む;富士山を故郷に持った詩人―大岡信さんを追悼する ほか)

著者等紹介

山崎正和[ヤマザキマサカズ]
1934年、京都府に生まれる。京都大学大学院美学美術史学専攻博士課程修了。関西大学教授、大阪大学教授、東亜大学学長などを歴任。劇作家、評論家。2018年、文化勲章受章。2020年8月19日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Junichi Watanabe

2
読了。新聞書評欄で興味を持ち購入。著者2016年3月以降の論考等をまとめた本。とりわけ「二十一世紀の感染症と文明」は秀逸。現代の日本人は死から逃避し目を背けてきたが故に死を直視する強靭さを失った。今コロナ過で死が他人事ではないと感じる恐怖は、中世における身近に死があった人より格別に大きい。死が隣り合せであれば、心の備えもでき信仰心も芽生え無常感も醸成される。日本の無常感は独特の感性であって国民の健全な思想で、感傷的な虚無主義ではない。永遠の命などない、盛者必衰、すべては灰燼に帰すと冷めた感受性なのである。2021/05/19

猿田康二

1
劇作家であり論客でもある著者の遺稿を一冊の本にまとめたものが本書であり、著者が多くの顔を持っていた事がよくわかる一冊となっている。劇作家と同時に舞台の演出家の立場から「事物の認識」をテーマにリズムとものの認識を哲学的に論ずる第1章から度肝を抜かれた。おそらくそのような哲学的思考をベースに世相を切るコラムニストの顔を紹介する第2章は、著者の論考にいちいちうなずく場面が少なくない。特に、日本は経済一辺倒から脱却し、利他を重んじる日本人の特徴を生かし、文化国家を目指す論調には感心させられた。書評家としても一流。2021/04/30

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