目次
転職
断裁
造本
新企画
打ち合わせ
刊行ノルマ
取材
紙はよく燃える
打ち合わせその2
ラフ
デザイン
デザイン その2
逃走
代筆
重版出来
編集者 異世界に行く
異世界で出版社始めました
著者等紹介
川崎昌平[カワサキショウヘイ]
1981年埼玉県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。作家・編集者、昭和女子大学および東京工業大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつ子🌼
11
可笑しいのに時々泣きそうになってしまう。本の断裁のシーンは胸を穿たれました。業界に関わる人は、必須のコミックではないでしょうか。 「編集者が信じなかったら 誰が著者を信じるんですか」「編集者がいいと信じた本は 読者が待ってるはずなんです」 …尊い。私も、少しでも食らいついていこうと思う。腐ってる暇なんかないや。2021/12/28
スプリント
8
シュールな絵柄と世界観ですが扱っているテーマはシリアスで真剣。 一風変わったキャラ達の主張に引きこまれた。2022/03/12
スリーピージーン
8
表紙は編集部員のバケツさん。舞台は小さな出版社の漂流社。社是は「流されるな。流れろ。」満身創痍の各社員のキャラが唐突で戸惑いますが、慣れると愛着がわきます。それぞれに結構教養が高いのです。でもときどき乱暴な物言いをしますが、業界ではこうなのでしょう。読者のことを考え、書物を愛する主人公には敬意がわいてきました。「おもしろい本をおもしろいと信じて編集した自分を信じろ」「この世で自分ほど信じられないものもないと思って生きてきたが、少しは信じてみるか。」感動した私は単純でしょうか?まあそれでもいいです。2021/12/05
siomin
0
出版社を舞台にした漫画。出版の苦境と,それでも本を出したい編集者の葛藤が描かれています。本を生み出す側としたら,断裁は辛い。出版に関わる人ならば,登場人物の気持ちはよくわかるのでは。「弱小出版社にありがちなケチなうえに傲慢」というのは,非常にわかります(汗)。2023/03/25