三度目の恋

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三度目の恋

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  • サイズ 46判/ページ数 388p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120053344
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

すべての女を虜にする魅力的な男、ナーちゃんと結婚したわたし。女性の影が消えない夫との暮らしの一方、わたしは夢のなかで別の女として生きることになる。あるときは江戸吉原の遊女、さらには遙か昔、平安の代の女房として、さまざまな愛を知り……。夢とうつつ、むかしと今のあわいをたゆたい、恋愛の深淵をのぞく傑作長編。

内容説明

結婚したのは、唯一無二のはずだったひと。教えてもらった“魔法”でむかしむかしの世に旅に出るようになるまでは…千年の時を超える極上の恋愛小説。

著者等紹介

川上弘美[カワカミヒロミ]
1958年東京生まれ。94年「神様」でパスカル短篇文学新人賞を受賞しデビュー。96年「蛇を踏む」で芥川賞、2001年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、15年『水声』で読売文学賞、16年『大きな鳥にさらわれないよう』で泉鏡花文学賞など、受賞多数。19年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

349
川上 弘美は、新作中心に読んでいる作家です。若い頃の恋に始まって、人生で三回恋する恋愛小説か思いきや、千年ラブ・ファンタジー、在原 業平『伊勢物語』&澁澤 龍彦『高丘親王航海記』Wオマージュ小説でした。タイトルと表紙からは、全く想像出来ません(笑)2020/10/19

ウッディ

180
幼い頃から大好きで、憧れだったナーちゃんと結婚した梨子、梨子を愛しながらも、他の女性と関係を持ち、それを隠さない夫への嫉妬と想いを持てあます梨子は、夢の中で、江戸時代の吉原の花魁そして平安時代の女官としての恋を経験する。伊勢物語をモチーフにしたファンタジーでしたが、なかなか物語の世界に入り込めず、読み進めるのに苦労しました。今も昔も恋する女性のジレンマは変わらないという事を伝えたかったのか?淡々とした文体が故に、焦がれるような恋心が伝わってこなかったのが残念。2021/02/09

パトラッシュ

169
通常の恋愛小説は1対1の展開だが、ここでは現代の女性が平安貴族の女房や江戸吉原の花魁になり、異なる男を愛するという時空を超えたドラマを描く。それぞれの相手は『伊勢物語』をモチーフとした各時代の在原業平であり、なぜ業平がこれほど女を引き付けるのか女の目で見て感じて捉えていく。日本有数のモテ男を三度も愛するとは贅沢だが、恋多き男は自分に向けられるすべての愛に本気なので女も苦しみが三乗になる。どこまで真剣に恋すればよいのか、恋愛による幸福の基準はどこにあるのかを問いかけてくる。いわば恋愛思想小説といえるだろう。2020/10/20

fwhd8325

166
なんて素敵な物語なんだろう。読みながら時空を超えて幸せな気持ちになりました。心と身体と魂。人を想う、恋する、愛しい。表現されている世界がとても美しく素敵だ。川上さんならではの物語だと思いながら、この世界観にうっとりしていました。2021/01/04

ちょろこ

149
ゆらゆらふわふわ漂う時間の一冊。夢と現実を行き来しながら人を愛することに想いを馳せる物語。終始ゆらゆらふわふわ漂う時間、それは"愛"を彷徨う時間。喜びや哀しみに揺れに揺れながら人を想う心の場所を見つけ出していく過程は蕾のイメージ。時に江戸時代の遊郭、時に平安の世を夢旅しながら愛について自分なりの気づきを得ながら一枚ずつ蕾がゆっくり花開いていくような感覚に自分の心の未開の場所が心地良さで刺激される。愛(かな)しい。まるで魂の繋がりを感じる特別な言葉。言の葉の美、奥深さが最後、雫のように心にポツンと落ちる。2020/11/16

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