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出版社内容情報
人々が追求してきた近代的な価値が揺らいでいる。荻生徂徠の思想は、「開化」「近代化」に抗しうる最も強力なものだろう。漱石、孫子、武蔵、ドン・キホーテらと対照させながら語る。
内容説明
徂徠の今日的意義は、彼の具体的な提言や政策よりは、その方法論にある。新旧の知識人・大人物との比較を通して、徂徠の思考の本質に迫り、それを現代に生かすための方途を探る。
目次
現代日本の開化―徂徠と漱石
汚名―徂徠とニッコロ
南総の恩―徂徠と方庵
天の寵霊―徂徠と吉保
赤穂「義士」―徂徠と鳩巣
原理主義―徂徠と闇斎
京都ぎらい―徂徠と仁斎
詭道―徂徠と孫子
惣躰自由―徂徠と武蔵
先王の道―徂徠と荀子
音楽の力―徂徠と孔子
棄材なし―徂徠と老子
貨幣改鋳―徂徠と白石
〓助―徂徠と春台
文人―徂徠と南郭
中興気象なし―徂徠と吉宗
鬼神―徂徠と篤胤
相親相愛相生相成相輔相養相匡相救―徂徠とドン・キホーテ
著者等紹介
舩橋晴雄[フナバシハルオ]
1946年、東京生まれ。1969年東京大学法学部を卒業し、大蔵省入省。副財務官、国税庁次長、国土交通審議官、一橋大学客員教授などを歴任。現在、シリウス・インスティテュート代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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