出版社内容情報
令和の将棋界は戦国時代である。若手棋士が虎視眈々とタイトル獲得を狙う。AIを駆使し研究に余念がない。もはや将棋界は新時代に突入した。そして、中学生棋士の藤井聡太とは何者なのか?本書は、AI世代最強の渡辺明棋士とアナログ世代代表の加藤一二三棋士が平常心、集中力、決断力など勝負哲学をすべて公開。二人の「天才」が、天才になるための極意を語り合う「公開対局」が初めて実現!! 天才の考え方が分かる一冊。
内容説明
「AI思考」と「アナログ思考」の違いは?「昭和世代」と「デジタル世代」の頭脳は?「ひらめき」と「長考」の勝率は?「記憶力」と「集中力」の重要度は?ほか、大山康晴(十五世名人)から藤井聡太(七段)まで。昭和から令和の棋士を徹底分析!
目次
渡辺明の思考法1 天才の準備の仕方(「勢いをいかに生かすか」も実力に含まれる;「あきらめる」のと「開き直る」のとは違う ほか)
加藤一二三の思考法1 天才は過去も未来も気にしない(勝負は常に負けた地点から始まる;「直感精読」は将棋の鉄則 ほか)
対談 アナログ思考vs.AI思考 天才の運とツキを考える(AIについて、運とツキについて;バナナの勝負?ぜんざいの勝負? ほか)
渡辺明の思考法2 天才はそこに「解」があるか考える(そこに「解」はあるのか?;これからの時代の「個性」や「実力差」 ほか)
加藤一二三の思考法2 天才が考えるライバル論(藤井聡太の「腰掛銀」;「天才」か?「普通の人」か? ほか)
著者等紹介
加藤一二三[カトウヒフミ]
1940年福岡県生まれ。早稲田大学中退。54年、当時の史上最年少記録となる14歳7か月で四段に昇段してから、2017年6月20日の引退まで、62年10か月にわたりプロ棋士として活躍した。通算成績は2505戦1324勝1180敗1持将棋。現役引退時点で、勝利数は歴代3位、対局数と敗戦数は歴代1位。名人(1期)、棋王(2期)、王将(1期)、王位(1期)、十段(3期)と5つのタイトルを計8期獲得した。17年1月には、史上最高齢となる77歳0か月での勝利。将棋界で6人目(当時)となる紫綬褒章を受章。ローマ法王、ヨハネ・パウロ2世から聖シルベストロ教皇騎士団勲章を受章。近年は「ひふみん」の愛称でテレビのバラエティー番組など多くのメディアに出演。17年仙台白百合女子大学客員教授
渡辺明[ワタナベアキラ]
1984年東京都生まれ。棋王、王将、棋聖の3冠王(2020年4月時点)で現役最強棋士。加藤一二三、谷川浩司、羽生善治に続き、史上4人目の中学生棋士となる。竜王戦は2004年に獲得して以来、12年まで9連覇を果たした。竜王連続9期、通算11期はともに単独首位である。竜王(11期)、王座(1期)、棋王(8期)、王将(4期)、棋聖(1期)を獲得。居飛車党で、攻めの棋風。自玉を固めてから細かい攻めを繋げることに関しては定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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