愛の色いろ

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愛の色いろ

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  • サイズ 46判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120052712
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「ポリアモリー(複数愛)に理解があること」が条件のシェアハウスで暮らす四人の男女。たがいの愛のありようをはかり、揺れ動く感情に翻弄されつつ、表面上は日々はおだやかに過ぎていくが……。気鋭の書き下ろし小説。

内容説明

このシェアハウスで暮らす条件はただひとつ複数愛者であること―それぞれが選びとった生き方の先にたどり着く新しい愛の形。愛することの本質を問う書き下ろし小説。

著者等紹介

奥田亜希子[オクダアキコ]
1983年愛知県生まれ。愛知大学文学部哲学科卒業。2013年、「左目に映る星」ですばる文学賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sayuri

113
奥田亜希子さんの繊細な心理描写が好きで手に取ったけれど今回はハマる事が出来なかった。伍郎が始めたシェアハウスで生活を共にする良成・黎子・千瀬。このシェアハウスで暮らす条件は複数愛者である事。LGBTの知識はあったが、ポリアモリー(性別、年齢関係なく複数の人と「きちんと」関係を築く性愛スタイル)と言う愛の形がある事を本書で初めて知る。中々踏み込んだテーマであるが、特に大きな盛り上がりもなく、終始淡々と進んで行くので退屈さを感じてしまう。世の中に色々な愛の形がある事に驚きつつも感情移入出来ず物足りない読後感。2020/03/09

えりこんぐ

64
恋人は複数、それぞれを誠実に愛している。そんな男女が暮らすシェアハウス。嫉妬心も話し合いで解決するスタンスらしい。なるほどー。それよりも...仕事でつらいことがあった時、泣きたい時に誰に側にいてほしい、とかで一番好きな人ってのは見えてこないのかな、と疑問に思う。全員の顔が浮かぶのかな🤔 ちょっと切なくて引き込まれるストーリー展開。面白かった✨【図書館】2020/11/24

konoha

57
ポリアモリー(複数愛)を志向する男女4人の共同生活。奥田さんの文章が好み。良成、黎子、千瀬の3人の視点の書き分けがしっかりされていて、読みやすかった。物語に大きな起伏はないものの、複数愛を志向するまでの過去や、微妙な心の動きは読みどころ。今時のサラリーマン、良成と、不器用な千瀬の章が楽しかった。複数愛より、共同生活に焦点が当たっていた。ロボットやカフェラテなど、小道具が効いている。ロボットが愛を知っていることに、千瀬が驚く場面が印象的。優しくビターな結末も、程よい着地。センスの良い作家だなと思う。2021/09/30

巨峰

56
複数愛を選んで一つ屋根の下にくらす4人の男女。だけど、その4人には4人とも違う背景があった。行間のさらに間を想像したらエロいと思いました。2020/09/22

野のこ

53
ポリアモリーは知らなかった。複数愛ですって。興味深い設定だったけど、離婚や同性愛やカルト教なども加わりどれももっと掘り下げてほしい内容なだけに全体的に中途半端なイメージなのが残念。最後の結婚も複数愛がテーマなだけにうーんってなった。ほんと愛はいろいろで一筋縄にはいかない、やっぱり嫉妬がねぇ。。2021/06/10

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