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出版社内容情報
1963年、坂本九の『上を向いて歩こう』はアメリカで『SUKIYAKI』とタイトルを付けられ、大ヒットを記録した。歌詞と関係なくスキヤキと名付けられたのは、ひとえに当時、アメリカでスキヤキが大流行中だったからだ。なぜ、スキヤキはそれほどまでにアメリカ人を夢中にさせたのか。
19世紀に最初に和食が注目されたわけや、いまやハワイ名物となったスパムむすびの発祥、スシ流行前夜の関係者の努力など、アメリカでの和食の歴史を、知られざるエピソード満載でたどる。
内容説明
一皿、一匙に歴史あり!なぜアメリカで愛されたのか?驚愕され、注目され、嫌われて、大人気になった、アメリカの「和食」、波瀾万丈のものがたり。
目次
第1章 幻の島国の禁断の味―アメリカ人が日本食に目覚めた明治時代(大統領と日本料理の出会い;ロシア人の囚人が食べた料理 ほか)
第2章 だんご汁の日々―日本の食文化をアメリカに根づかせた移民たち(最大の奇跡と最悪の貧困;太平洋を渡って新世界へ ほか)
第3章 ピーナッツ餅とスパムむすび―「アメリカ流和食」誕生の舞台となった日本人街(シアトルのジャパンタウン;日本人の約八割は流れ者 ほか)
第4章 上を向いて歩こう―戦後の楽観主義を形にした「スキヤキ」と「スシ」ブーム(ジャップの散髪はしない;消滅した日本人街 ほか)
著者等紹介
サリバン,グレン[サリバン,グレン] [Sullivan,Glenn]
1962年ハワイ生まれ。イエール大学卒業。言語哲学専攻。1984年に来日し、英会話学校教師として勤務後、雑誌『日本語ジャーナル』の英文監修者、翻訳家として活躍。1992年に帰米し、コーネル大学大学院でアジア文学を履修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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