出版社内容情報
武器商人として活躍した父から受け継いだ莫大な資産を惜しみなくつぎこみ、日本初の学術財団「啓明会」を設立し、柳田国男ら錚々たる学者の研究を支援。
アメリカからブラックバスを移入し釣りの世界で名を馳せ、弟たちと日本のゴルフ草創期を牽引。
樺山愛輔や吉田茂をはじめとする華麗なる人脈を持ちながら、ほとんど何も残さずに世を去った実業家、赤星鉄馬。
評伝に書かれることを注意深く避けたかのようにさえ見える、その謎に満ちた一生を追った本格ノンフィクション。
内容説明
武器商人の父の遺産で日本初の学術財団「啓明会」を設立し、柳田國男らの研究を助成。釣りをこよなく愛し、芦ノ湖にアメリカからブラックバスを移入。弟らとともに日本ゴルフの草創期を牽引する一方、朝鮮半島では広大な牧場を経営。吉田茂、樺山愛輔、岩崎小弥太らと深い親交を結ぶも、何も書き残さず、静かに表舞台から消えていった―。いったい彼は何者だったのか?
目次
第1章 父、弥之助
第2章 武器商人
第3章 米国留学
第4章 華麗なる人脈
第5章 啓明会
第6章 釣りと建築
第7章 恐慌と暗殺の時代
第8章 最期の日々
著者等紹介
与那原恵[ヨナハラケイ]
1958年東京都生まれ。96年、『諸君!』掲載のルポで編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞を受賞。2014年、『首里城への坂道―鎌倉芳太郎と近代沖縄の群像』で第2回河合隼雄学芸賞、第14回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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