赤星鉄馬 消えた富豪

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赤星鉄馬 消えた富豪

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  • サイズ 46判/ページ数 413p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120052446
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

出版社内容情報

武器商人として活躍した父から受け継いだ莫大な資産を惜しみなくつぎこみ、日本初の学術財団「啓明会」を設立し、柳田国男ら錚々たる学者の研究を支援。
アメリカからブラックバスを移入し釣りの世界で名を馳せ、弟たちと日本のゴルフ草創期を牽引。
樺山愛輔や吉田茂をはじめとする華麗なる人脈を持ちながら、ほとんど何も残さずに世を去った実業家、赤星鉄馬。
評伝に書かれることを注意深く避けたかのようにさえ見える、その謎に満ちた一生を追った本格ノンフィクション。

内容説明

武器商人の父の遺産で日本初の学術財団「啓明会」を設立し、柳田國男らの研究を助成。釣りをこよなく愛し、芦ノ湖にアメリカからブラックバスを移入。弟らとともに日本ゴルフの草創期を牽引する一方、朝鮮半島では広大な牧場を経営。吉田茂、樺山愛輔、岩崎小弥太らと深い親交を結ぶも、何も書き残さず、静かに表舞台から消えていった―。いったい彼は何者だったのか?

目次

第1章 父、弥之助
第2章 武器商人
第3章 米国留学
第4章 華麗なる人脈
第5章 啓明会
第6章 釣りと建築
第7章 恐慌と暗殺の時代
第8章 最期の日々

著者等紹介

与那原恵[ヨナハラケイ]
1958年東京都生まれ。96年、『諸君!』掲載のルポで編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞を受賞。2014年、『首里城への坂道―鎌倉芳太郎と近代沖縄の群像』で第2回河合隼雄学芸賞、第14回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

25
薩閥に属し明治の富国強兵に乗じて大富豪となった父を持つ、二世・赤星鉄馬の生涯を追うノンフィクション。「啓名会」と言う慈善団体に多額の寄付をしながら、世間に名前が出ることをひどく嫌った主人公。「富がなくても不幸があるように、富があっても多くの不幸を避けることができない」と感じたのではないかと推測する著者。膨大な参考文献による記述は、これといった山があるわけではなく忍耐が必要な作品だったが、明治~昭和の史伝中の人物や富豪が次々と登場し、近代史のひとつの資料として貴重なんだろう。読了にも一定の達成感があった。2020/04/05

Mc6ρ助

9
『日本がこの戦争に負けることを誰もが身に沁みてわかっていた。日米開戦以降においても、戦争を終結させる機会は何度もあったのに、政府・軍部はその決断をしなかった。そうして、おびただしい民間人が死んでいき、・・兵士とされた人々が痛ましい死を迎えていた。さよならも言えずに。なぜ、自分が死んでいくのか、何のために死んでいくのかもわからずに―。彼や彼女ら、そして日本が侵略し、また戦争に巻き込んでいったために死んだ諸国の人々に、Some Betterdays (いつの日か、また)は訪れなかった。(p367)』言葉もない2020/10/29

Ayako H

8
図書館から。どういう人か知らずに読み始めました。日本の近代史に出てくる名前が次々出てくる!明治以降の特権階級がどんなにお金があってどんな暮らしをしていたのか、まざまざと描き出しています。よく調査しています、与那原さん。鎌倉芳太郎からこの人に興味を持ってという経緯も面白い。戦時中に国民が地を這っている間、お金のある人は優雅に過ごしていたのはやるせないけど、赤星一族が表に名前を出さずお金に執着がなかったのはお見事です。日本史のおさらいをした気分。面白かった。2024/04/01

たま

8
赤星弥之助と鉄馬父子には以前から興味があったので、出版されてすぐに読んだ。広範に資料にあたり、それを分かりやすくまとめた良心的な著作である。まず、西郷や大久保より下の世代の(もと)薩摩藩士が維新後の混乱をいかに生きたかが面白い。弥之助は(私学校の教員だったが西南戦争に加担せず)アームストロング社(艦船大砲製造)の代理人として巨富を築く。これぞ官民癒着資本主義。息子たちはアメリカの名門私立校に学び、ゴルフや鱒釣りを紹介し、戦前の親英米派と交流する。薩摩海軍英米派の流れでまとめれば面白い物語になりそうだ。2019/12/02

wearnotequal

5
明治から先の大戦まで武器商人として富を築いた赤星鉄馬の史実を飛ばし読み。父弥之助が薩摩島津家に絡んで財を成したのを元手に鉄馬もその華麗なる人脈をつてに資金を膨らませる様は当時のジャパンドリームそのもの。分野も金融、学園、牧場のみならず、松方コレクションなどの美術品や鱒釣りにも入れ込むなどてんこ盛り。時代の先を読みつつ人生を謳歌する様は、読んでいて心地よい。2020/07/06

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